海外オヤジの読書ノート

中年おじさんによる半歩遅れた読書感想文です。今年もセカンドライフ等について思索したく。

コンパクトで写真入り。エジプト旅行のお供に最適 | 『古代エジプトの教科書』監修:河江肖剰

皆さん、こんにちは。 エジプト帰りのフライトで書いています。 私のバケットリストの1つだったエジプト、疲れましたが楽しい旅でした。 旅行者について言うと、言語的ハードルが高い国だからか、団体旅行が多いと感じました。日本、中国、台湾はもとより、…

宛先 古代エジプト愛が溢れ出す | 『古代エジプトうんちく図鑑』芝崎みゆき

皆さん、こんにちは。 あっという間にエジプト旅行が終わりました。これまで幾らか旅行をして参りましたが、なかなか厳しい旅行でした。4500年前の遺跡たち、ホコリっぽい空気と昼夜の寒暖差、そしてアラビア語中心の非英語環境、色々上手くいかない所もあり…

エジプト版「走れメロス」? | 『ファラオの密室』白川尚史

皆さん、こんにちは。 エジプトは、私の想像をかなり超える国でした。ホコリっぽい空気、ボロボロの車、激しい交通渋滞、散乱するゴミ等。 私の居所、東南アジアの片隅はまだまだマシで、日本なんかパラダイスだと感じてしまいます。 価値観は色々ですが、日…

エジプト社会のイスラムと現実 |『エジプトの空の下』飯山陽

皆さん、こんにちは。 エジプトに向かうフライトで1冊読了したのが本作です。 なかなか面白かったです。 はじめに まなびになります おわりに はじめに イスラム研究者の飯山氏によるエジプト滞在エッセイ。 まなびになります 面白かったのは、イスラムの「…

女性親友同士の離せないドロドロ、からの悲劇 |『悪いものが、来ませんように』芦沢央

皆さん、こんにちは。 今回の作品も、夜に眠れず寝室から抜け出し、そっと本棚から取り、読み始めた本です。 たまにお邪魔するブログに掲載されており、ホラー・サスペンス系で面白そうだと思い購入していたものです。 結果はうーん、という感じでしょうか。…

とにかく簡潔に書こう! |『簡潔さは最強の戦略である』ジム・バンデハイ、マイク・アレン、訳:須川綾子

皆さん、こんにちは。 これがポストされる頃にはエジプトに居ることでしょう。頑張って金使うぞ! もう”DIE WITH ZERO”以降、銀行残高の急降下に免疫がつきました、少し笑 さて、グループチャットやチェーンメールな大嫌いな私。本作も、そうだよねー、と膝…

貧しいHarryが拓く逆転人生。シリーズ第一作はツイストの嵐 |『Only Time Will Tell』Jeffrey Archer

皆さん、こんにちは。 あっという間に一月も終了。バタバタとした一か月でした。 一月は、Year Resolutionを作成しやりたいあれこれに優先順位をつけ、先ずやってみるという月でした。そして、まずまずワークしたと思います。 仕事はやや忙し目、本も余り読…

制約を超え、ことばの可能性を信じる |『生きる言葉』俵万智

皆さん、こんにちは。 突然ですが、『夫が寝たあとに』というTV朝日系列の番組を結構見ます。 www.tv-asahi.co.jp ミキティーと横澤夏子さんが司会をしているバラエティー番組です。一応「子育て」は、片棒に満たないくらい程度で参加したと考えていましたが…

えぐみ・奇抜さもある青春小説。爽やかなだけじゃないのが良い |『対話篇』金城一紀

皆さん、こんにちは。 40代後半から、疲れているのに眠れないというと事がたまに起こるようになりました。 で、そんな日が先週ありました。 そういう時はケータイには極力触らず、小説を読むようにしています。 ということで手に取ったのが本作。 いやあ、こ…

効率化を求めた果てに辿りついた諦観。繰り返し読みたい |『限りある時間の使いかた』オリバー・バークマン 訳:高橋璃子

皆さん、こんにちは。 相変わらず忙しいです。その中でも仕事の中で小さい喜びを見出しています。 自由研究。私が勤める会社は当地では設立以来14年程。開業以来すべてのFinancial Statementを引っ張り出してきて、BS/PL/Cash Flowを連結させてみました。更…

あなたは自分の夢を生きないのか? |『アルケミスト』パウロ・コエーリョ 訳:山川紘也+山川亜希子

皆さん、こんにちは。 突然ですが、月末からエジプトに旅行に行くことになりました。 私、昨年”DIE WITH ZERO”を読んで、偉く感動しておりました。そして実は家内の考え方も以前よりそうした考えに近しいものがありました。 で、私のバケットリストの旅行先…

まんまチェックシートの本。建売が少し怖くなるかも |『こんな建売住宅は買うな』田中勲

皆さんこんにちは。 相変わらず仕事が忙しいです。 もとい、部下さんを叱るのをやめて、1人作業とマニュアル作りに勤しんでいるものです。 彼女はまあ切れるというタイプではなく、むしろ根はいい人、というタイプ。呑み込みが良い方ではないので私の方が常…

山奥育ち、ホーリスティックな女の子の自己陶冶小説 |『王国』よしもとばなな

皆さん、こんにちは。 仕事が忙しいです。日々前進し、早く楽になりたいです。 ということで本題に参ります。 よしもとばなな、といえば 程よいスピリチュアル系!? こんなはなし 雫石の成長物語 おわりに よしもとばなな、といえば 私が学生だった頃、よし…

祖母のもとで回復する中学生。YAかな |『西の魔女が死んだ』梨木香歩

皆さん、こんにちは。 昨年12月より新しく部下さんが増えてしまい、諸々時間を取られ、本が読めておりません。 これが本来の働く姿なのかもしれませんが、どうにも面倒だなあと感じております。 とはいえ、先日読んだ上司が読む本的な奴には「仕事の細分化は…

中年以降で転職をする前に読む本 |『早期退職時代のサバイバル術』小林祐児

概要(裏表紙から) 「勝ち組」には関係ない本 中年の転職のポイント 日本の人事制度に詳しい おわりに 概要(裏表紙から) コロナ禍で早期退職の募集が急増している。対象は3年連続で1万人を超え、リーマンショック後に次ぐ高水準だ。業績良好な企業の「黒…

優しき農場労働者らの苦境と人間模様 |『ハツカネズミと人間』スタインベック 訳:大浦暁生

皆さん、こんにちは。 50代になり、寝つきが悪くなることが増えました。 とりわけ夕方にうたた寝などするとてきめんで、その晩は眠れないことが多い。あとはちょっと日常と違うことが有ると、ペースが崩れるのかその晩は眠れないこともあります。 実は、さる…

話は分かるけど、難しくない? |『自分の頭で考えて動く部下の育て方』篠原信

選書の理由 概要 確かに、の気づきも おわりに 選書の理由 知人を職場に迎え入れ、初めての部下ということもあり、丁寧に教えているつもりで2年。成長が当方の期待ほどに達せず、切れキャラのようになりつつあり、これではまずいとハタととまったのが彼女が…

殺人事件。女にハマる刑事。その先にあるのは。|『その先の道に消える』中村文則

皆さん、こんにちは。 明けましておめでとうございます。 いやああっという間に一年経ちましたね。 まだ一年の目標をきっちり立てていません。週末を使い、なんとか計画を立てたいと思います。 それでは本題に参ります。 あらすじ 相変わらずのダークさと性…

2025年読書を振り返る(印象に残った5選)

今年一番感動したシーン、ケニアのサバンナで見た野生のライオン(本文とは関係ありません) はじめに 今年の読書は170冊くらい 1. 読み直し(コンプリート)シリーズ(伊坂幸太郎、村上春樹) 2. 生き方の参考本:『DIE WITH ZERO』『限りある時間の使いか…

建築家と現実化する素敵な家づくり | 『家を建てたくなったら 令和版』丹羽修

選書の理由 建築家と家を作りたい!になるよ おわりに 選書の理由 『実家は死んでも渡さない(意訳)』という母親の発言により、自分たちの終の棲家、そして子どもたちの「実家」を作りたいと思うに至った2025年11月。 少ない予算、というかそもそもお金をい…

戦時下の英国。報道機関BBCでの人間模様を静かに描く |『HUMAN VOICES』Penelope Fitzgerald

皆さん、こんにちは。 年初に「英語の本を月二冊読みたい」という目標を掲げておりましたが、結局平均して月一冊すら読めませんでした。英語力の向上も推してはかるべし。 でも買うのは楽しいものですから、洋書の積読が大変なことに…。来年こそは月に一冊は…

自分の死を自分のものにするために |『死ねない老人』杉浦敏之

アジアの辺境に住んでいます。 医療体制は当然の事ながら日本とは異なります。 皆保険はありませんので、高額の民間保険を購入し、医療サービスを受けるたびに保険金の申請をします。いきおい、余り医者にはかからない、手遅れになる、という側面も現れます…

閑職社員が社内の黒歴史を暴く!絶品エンタメ作品 |『星間商事株式会社社史編纂室』三浦しをん

皆さん、こんにちは。 最近、三浦しをんさんの作品を結構読んでいます。 思えば私が中年になり読書を再開したそもそものきっかけは、二つ。 一つはダメリーマンな私が、何とか自分を立て直すためのヒントが欲しくてビジネス書や自己啓発書を読み漁ったという…

気持ちが続きません… | 新約聖書 コリントの信徒への手紙(二)、ガラテヤの信徒への手紙 『聖書 新共同訳』

皆さん、こんにちは。 今年中に終わりたかった聖書読破キャンペーンですが、どうやら越年決定となりそうです。12月に入り予想以上に仕事が忙しくなり、窓際のくせに増えてしまった部下2名の塩梅について考える・本を読んで参考にする・一から諸々説明する・…

嫉妬なくして読めず。でも参考になる。 |『リーダーは自然体』増田弥生、金井壽宏

選書の理由 筆者は恵まれすぎ? 傾聴に値する金言たち おわりに 選書の理由 部下をつけてもらって二年超、彼女が思ったように育たず、関係はどんどん悪化。どうにかしたい・何とかすべしと手に取ったのが本書。ただし、思惑は大分外れたかなあと思います。 …

清冽な書き口も、意外と重苦しい読後感 |『推し燃ゆ』宇佐見りん

当初は中古でも高かったので 新鮮で清冽 推し活は期間限定の宗教? 学習障害も気になる おわりに 当初は中古でも高かったので こちらの作品、2021年の芥川賞受賞作ですね。筆者が若いということで話題になっていたと思いますが、ほとぼりが冷めたというか、…

FPが書いた家の本。ベーシックかつ網羅的 | 「家を買おうかな」と思ったときにまず読む本、 竹下さくら

先日一時帰国したときに高校時のバンド仲間と飲みました。 その彼、今年再婚し、奥様(18歳年下とのこと)との共同名義で家を購入したそう。ギリギリ35年ローンを組めたとのことですが、35年後って、彼、84歳ですよ。 へーえ、すごいなあ、大変だなー、と思…

会社不祥事の元凶は? 次第に状況が見えてくるクライム小説 |『七つの会議』池井戸潤

皆さん、こんにちは。 忙しくなってきました。仕事に、プライベートに。 仕事は部下さんに『考えさせる』ことを諦めました。もう1人部下が出来てしまい、1人だけに贅沢に時間を使うことができなくなりました。『伝わらない』への対策は、明白な指示のマニュ…

リモート勤務の建付けの秘訣 |『リモートワークの達人』ジェイソン・フリード/デイヴィッド・ハイネマイアー・ハンソン 訳:高橋璃子

皆さん、こんにちは。 突然ですが、自宅勤務、どう思われますか? うちの会社では週に2日の自宅勤務が許されており、当方もフルに利用しています。 良いか悪いかでいうと、確かにいいですよ。まずもって通勤時間がなく、その分の身体的負担がない。 ただ、会…

あたたかい作風がメイン、背筋の汗のような冷感が一瞬漂う短編も |『日曜日の夕刊』重松清

あらすじ(裏表紙より) 重松氏の思い出=キコク受験 ほのぼの、だけではない おわり あらすじ(裏表紙より) 日曜日、お父さんがいてお母さんがいて「僕」がいて、お兄ちゃんとお姉ちゃんは恋人がいて――。ある町の春夏秋冬、日常の些細な出来事を12の短編小…

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