海外オヤジの読書ノート

中年おじさんによる半歩遅れた読書感想文です。今年はセカンドライフとキリスト教について考えたく!

2020-11-01から1ヶ月間の記事一覧

19世紀イギリスを文学作品を通じて読む―『大いなる遺産』著:C・ディケンズ 訳:山西英一

まず率直に感想を言いたい。結構、面白い!すんごく超絶面白い、というわけではありませんが、150年前に英国で書かれた本であることを考えると、時間的・距離的な隔たりを越えてもなお、人間というものは変わらないのだなあと感慨深く思いました。 息子が中…

新人用もしくは経験者の復習用に―『経理の仕事がサクサク進むExcel活用術』著:小栗勇人

活動制限令が続いており、自宅からの勤務で少し生活がだれてきました。折角通勤時間がゼロなのだから、その時間で業務効率化について考えようと過去読んだ本を再読してみました。 本の内容 内容ですが、題名の通り経理関連業務に従事される方向けのハック集…

太る仕組みを易しく教えてくれる(健康エッセイ風)―『人はなぜ太るのか 肥満を科学する』著:岡田正彦

活動制限令が続き、外出できずに、家のものをポリポリ食べているうちに少し体重が増えてきました。30代初頭で何度か入院をして以来、健康には気を付けていたつもりですが、人間ですので気も緩みます。 そういう時には本を読んで反省することにしています。こ…

内容が濃すぎる。米国的良心が描く日本を詰ませた生々しい米国政治の実態―『アメリカの鏡・日本 完全版』著:ヘレン・ミアーズ 訳:伊藤延司

再読してみたヘレン・ミアーズの著作であるが、またしても読後に、言いようのないどんよりとした重たい気持ちになった。 ミアーズの主張は、ごくごく単純化して言えば、第二次世界大戦で暴走した日本は西欧列強の姿そのままであるという事だと思う。それは題…

データを使った、正しい世の中の読み解き方!(極めてオーセンティック)―『データ分析の力 因果関係に迫る思考法』著:伊東公一朗

きっかけ ウチの会社はどうすればよくなるか、どうすれば収益が伸びるか、どうすれば利益率が高くなるのか、何が弱いのか、どこを伸ばすべきなのか。 ・・・なんてことを、オッサン平社員の私でも、たまには小アツく思っており、そんな折に手に取り購入に至…

記憶という自己のアイデンティティが損なわれるとき、あなたは何を思うか?―『博士の愛した数式』著:小川洋子

存在については随分前から聞いていたのだが、何故か米国映画『ビューティフルマインド』の二番煎じと勝手に断定して、本作を避けてきました。 ビューティフル・マインド[AmazonDVDコレクション] 発売日: 2018/03/20 メディア: DVD ところが、このところお邪…

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