海外オヤジの読書ノート

中年おじさんによる半歩遅れた読書感想文です。今年はセカンドライフとキリスト教について考えたく!

2020-04-01から1ヶ月間の記事一覧

たまたま私にはマッチしませんでした泣ー『レイクサイド』著:東野圭吾

レイクサイド (文春文庫) 作者:東野 圭吾 発売日: 2006/02/10 メディア: 文庫 皆さんにとって小説とは? 皆さんはどのようなときに小説を読まれるのでしょうか。 出張などの移動中に息抜きにという方、小難しい本が好きでその合間に抜き程度にという方、はた…

衝撃的な、欺瞞に満ちた米国の歴史―『オリバー・ストーンの「アメリカ史」講義』著:オリバー・ストーン&ピーター・カズニック

〔ダイジェスト版〕オリバー・ストーンの「アメリカ史」講義 (早川書房) 作者:オリバー ストーン,ピーター カズニック 発売日: 2016/07/31 メディア: Kindle版 本の概要 ドロッドロの米国史を第25代大統領マッキンリー(1897-1901)~第44代大統領オバマ(20…

嗜好は崩しがたいが一読の価値あり-『なぜ「牛乳」は体に悪いのか』著:フランク・オスキー

なぜ「牛乳」は体に悪いのか ―医学界の権威が明かす、牛乳の健康被害 (プレミア健康選書) 作者:フランク・オスキー 発売日: 2010/08/06 メディア: 単行本 一牛乳信者です。読後は、やはりそうなのかなあという複雑な心境です。憧れていた人にダークな裏があ…

個人的にあまり好まない書き方(ごめんなさい)-『2022-これから10年、活躍できる人の条件』著:神田昌典

2022――これから10年、活躍できる人の条件 (PHPビジネス新書) 作者:神田 昌典 発売日: 2012/01/18 メディア: 新書 私は彼が苦手である マインドマップは好きですが、著者のいわゆる成金的雰囲気があまり好きではなくビジネス系の本は目を通したことがありませ…

生きている人は、みんな、自分の力で歩いて行かないといけない-『星のかけら』著:重松清

星のかけら (新潮文庫) 作者:重松 清 発売日: 2013/06/26 メディア: 文庫 ストレートに書くとちょっとダサいけど、本作のテーマは、まっすぐに素直に生きることの大切さ、だと思う。 もちろんまっすぐに生きるなんて、言うほど簡単ではない。同調圧力が強か…

二度読みして味わいたいエンタテイメント-『花の鎖』著:湊かなえ

花の鎖 (文春文庫) 作者:湊 かなえ 発売日: 2013/09/03 メディア: 文庫 自分は割と、はまると一つの分野や一人の作家に入れあげる方かもしれない。 湊氏の作品を最近好んで読んでいる。きっかけはYahoo!の記事で同氏がこれだけヒットを飛ばすのに絶妙に直木…

実は「生き方」を問う本-『医学不要論』著:内海聡

医学不要論 (廣済堂新書) 作者:内海 聡 発売日: 2018/03/28 メディア: 新書 医療がビジネス化し、人を治療するよりも寧ろ人に病気を与えている。投薬もワクチンも、輸血も、手術も、実は大きな利権と絡んでおりしかも効果は大きくない。身の回りの製品や生活…

背景を考慮すれば得るものはある-『漫画 君たちはどう生きるか』著:吉野源三郎

漫画 君たちはどう生きるか 作者:吉野源三郎 発売日: 2017/08/24 メディア: 単行本(ソフトカバー) 娘が祖母から送られた本を積ん読していたので、失敬して読んでみました。 個人的には面白く読めました。 実はこのレビューを書く前にAmazonの評価を見てみ…

社会学者が語るキリスト教とその社会への影響。思想系に興味のある方は必読!-『ふしぎなキリスト教』著:橋爪大三郎×大澤真幸

ふしぎなキリスト教 (講談社現代新書) 作者:橋爪 大三郎,大澤 真幸 発売日: 2011/05/18 メディア: 新書 しばしばキリスト教は西洋文化の起源の一つだから勉強した方がいいという。現状のすべてをキリスト教一つに還元はできないと思うが、確かに今ある多くの…

ホテルではお客様の仮面を剥がしてはならない-『マスカレード・ホテル』著:東野圭吾

マスカレード・ホテル (集英社文庫) 作者:東野 圭吾 発売日: 2014/07/18 メディア: 文庫 ホテルには数多くの人、多種多様な人たちが投宿する。そしてこれをマスカレード(仮面舞踏会)に例えた本書の舞台は、言うまでもなくホテル。 連続殺人事件の次なる舞…

上級者向き(英米向き・非アジア向き)或いは日英文化論として-『「とりあえず」は英語でなんと言う?』 著:ルーク・タニクリフ

「とりあえず」は英語でなんと言う? (だいわ文庫 E 334-1) 作者:ルーク・タニクリフ 発売日: 2016/10/08 メディア: 文庫 ポップな装丁とキャッチ-な題名に惹かれて購入しました。 うーん。残念ながら、題名のキャッチ-さに反し、実用的に使うのはちょっと…

アンガーマネジメントとは自己とのコミュニケーション-『アンガーマネジメント入門』著:安藤俊介

アンガーマネジメント入門 (朝日文庫) 作者:安藤俊介 発売日: 2016/09/07 メディア: 文庫 米国のトランプ大統領とのやり取りで時の人となった環境活動家グレタ・トゥーンベリ氏も言及したアンガーマネジメント。その技術についての入門本です。 私は日頃そこ…

よくある内容も、ゆるーく読める本-『思考の整理学』著:外山滋比古

思考の整理学 (ちくま文庫) 作者:外山 滋比古 発売日: 1986/04/24 メディア: 文庫 メンターが私に勧めてくれたので読んでみました。 ぎすぎすした世の中にあって、ある意味、癒しの自己啓発書。エッセーに近いかな。 筆者は英文学・言語学の専門家でお茶の水…

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