海外オヤジの読書ノート

中年おじさんによる半歩遅れた読書感想文です。今年は会計と英語を勉強します!

キャリアとか人生とか

大人になってからの自発的な勉強こそが勉強 | 『勉強の価値』森博嗣

本作ではないのですが、先日、娘がやっていた国語の問題で森博嗣氏の論説が出てきました。娘の回答は散々でしたが、筆者の作品は読んだ事がなく、氏に興味を持ちました。その結果、氏の小説と本作を購入したものです。 lifewithbooks.hateblo.jp ということ…

精神論ゼロ!理性的で完璧な若者の「確かに」な勉強本 | 『シンプルな勉強法』河野玄斗

アホ高校生の息子のために、今年はこれまで勉強法の本を5,6冊ほど読んできました。テクニック集や体験談、人生論的なものなど、参考になるものは多かったです。 ただ、サラリーマン的な仕事術の観点でいうと、私はこの本が一番だと感じました(こどものため…

無料なのは別著作への導入ゆえ? |『BEST VERSION OF YOURSELF』 JIM KWIK

James Altucherという方のポッドキャストを以前聞いていました。そのゲストで著者が出ており存在を知りました話しぶりはなかなかに面白く、かつアジア系なので印象に残っていました。 そんな著者の名前をAmazonで打ち込んでいたら本作Kindle版でタダ!という…

ミドルおやじの人生見つめなおしに効きそう | 『50歳からの勉強法』 童門冬二

先般、一時帰国中に見舞う予定であった叔父を亡くしました。末期ガンでした。享年78歳。旅行を愛し、50代で脱サラし、居酒屋や喫茶店を経営し、やりたい放題(と私には見えましたが)しつつ、最後は奥様に介護され息を引き取られました。 彼の人生を思い返し…

人生やキャリアを考えるヒント | 『悩みどころと逃げどころ』 ちきりん、梅原大吾

忙しさにかまけて読了したままにしておくと、何を書いていたかあっという間に忘れてしまうんですよね。そういう経験は皆さんありませんか? 本ブログの当初の趣旨はそんな風のように消えてしまう私の読書活動に、アウトプットという作業を加えるためのものだ…

ワークライフバランス先駆者の人生談。壮絶 | 『50歳からの生き方』 佐々木常夫

アラフィフの私。窓際であり昇進がなく、その上子供たちが高大へと進学する一番家計的に厳しい時。そんな折、何かの足しにはならないかと本作を手に取った次第です。ちなみに2年半ぶりに帰った実家で親父が初期の痴呆であることがわかり(私の勤務先を毎日聞…

おすすめ!孤独と向き合いつつ、自分の道を歩むための本 | 『ミライの武器』 吉藤オリィ

先週、子供の学校見学に幾つか行ってきました。最近は高校でも模擬授業をしてくれる所があったりして、近年の学校の変化がよく分かり勉強になります。他方、高校も大学もオープンキャンパスの類はすぐに満席になり、コロナの蔓延と相まってキャパシティを制…

ヒトの認知の癖に気づく |『ファクトフルネス』著:ハンス・ロスリング、オーラ・ロスリング、アンナ・ロスリング・ロンランド 訳:上杉周作、関美和

会社でとっている電子版の新聞。内容は当地(東南アジア)の日系企業がらみの記事が大半。ただ、毎週月曜日に八重洲ブックセンターでの新書売り上げと文庫売り上げのベスト10が載っており、結構楽しみにしています。そのコーナーに、数年前まあーよく目にし…

逆境を超える企業の背後には骨太なストーリーが。個人の生き方にも示唆に富む作品|『ストーリーとしての競争戦略』著:楠木建

引き続きリモートワークが続いています。先日約2か月ぶりに出社して、会社の本棚に本作が安置されているのにふと気づき手に取りました。GWを利用して読んでみたものです。 戦略という言葉が嫌いです。 これまで勤務していた会社では、どれもが現場感覚の希…

業績評価の本かと思ったら、実践的なPDCAの本でした。|『最高の結果を出すKPIマネジメント』著:中尾隆一郎

年度末、年度初めはちょっと憂鬱です。自己評価・自己査定をしなければならないからです。 シンプルに言えばやったことを淡々と書くだけで難しくはない。でも、自分のやったことがいかにすごいことか、とか、とても秀でた事なのだ、とでも言わんばかりに装飾…

今年一番のインパクト。自分を変えるプリンシプルのつくり方 ― 『PRINCIPLES』著:RAY DALIO

事のはじめはメンターからの一通のLINE。7月の暑いさなか、相変わらずぶっきらぼうに以下の動画リンクだけが送られてきた。 youtu.be 16分の結構長めの動画。見ると、どうやら本のサマリーのようです。 ・・・この本を読めという事だと忖度する。まあ確かに…

アクセルとブレーキを両方踏んでいる。だから変われない。 ―『なぜ人と組織は変われないのか』著:ロバート・キーガン、リサ・ラスコウ・レイヒー 訳:池村千秋

変わりたい、変わろうと努力している。なのに全然改善できない。そんな思いを抱いたことはないでしょうか。 痩せたいけど、甘いもの・脂っこいものを食べちゃう。勉強しなければいけないけど、携帯見ちゃう。話を聞けるよい父親になりたいのに、また怒鳴って…

基本が分かる中級者向きか。気になる箇所を取り入れて!―『スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン 人を引き付ける18の法則』著:カーマイン・ガロ 訳:井口耕二

本友達が紙袋にどさっと本をいれて貸してくれました。その中の一冊です。どんな意図でかしてくださったのかは不明ですが・・・笑 私、趣味と実益を兼ねて、5年程前から英語スピーチクラブみたいなところでスピーチをしております。故に、おおむね話の構成や…

芯ある経営者が良き会社をつくる―『稲森和夫の実学 経営と会計』著:稲森和夫

自分の会社がどうすればよくなるのか。 考え方が古かったり、前例主義だったり、社員の事を考えない上司が多かったり・・・。おそよ社会人として不承不承でも組織で働いている身であるならば、組織のよろしくない面を目の当たりにし、一度ならずもこうした疑…

個別事象の上達本ではないのでやや難あり。中級以上のかたは参考になるかも―『上達の法則』著:岡本浩一

皆さんは上達したいものありますか。 運動、趣味に、英語。どれも上達したいですね。 でも私の場合、一番上達したいものは仕事です。 少しでも効率的に仕事をしてとっとと家に帰りたい。少しでも今の業界や業務の流れを理解し、くそ偉そうで人の話を聞かない…

チームを作り、ビジョンを語り、コモディティ化せずに生き残れ―『君に友だちはいらない』著:瀧本哲史

著者について 元京都大学客員准教授。投資家。麻布高校、東京大学法学部卒業。東京大学大学院法学政治学研究科助手を経て、マッキンゼー・アンド・カンパニー、その後日本交通へ。2007年より京都大学産官学連携センター客員准教授。2019年死去。(以上殆どが…

本質的過ぎる良書。PDCAを回した後、再読したい―『イシューからはじめよ 知的生産の「シンプルな」本質』著:安宅和人

存在だけは存じ上げていました。ただ、ひねくれものの私は、人気が出るものや皆が欲しがるものについてはデフォルトで斜に構える性質があります。この本も、目の片隅で見ながら、5年後に残っているかねえとシニカルに思っておりました。 読後の感想です。は…

社内でのバリューの出し方。参考にはなるも驚きもなし―『最強のデータ分析組織』著:河本薫

感想 ビジネスアナリシスセンターというあまり耳なれない部署に18年間所属した著者。現在は部署を率いる立場であり、その立場から見た組織論ないしリーダー論といったところか。 会社での位置づけを高める この目新しい組織の会社での位置づけを上げるための…

使えるプレゼンテク!でも初心者は伝える内容を煮詰めてから使ってね―『図解 テレビに学ぶ 中学生にもわかるように伝える技術』著:天野暢子

その分かりやす過ぎる表紙と題名から、つい書店で手に取って購入してしまいました。結論から言うと、なかなか参考になったのですが、表紙の印象に反し、プレゼン上級者向けの本であると感じました。 使える技術は確かに満載 この本では、多くの『伝わる』技…

おい本部、そのノルマ、一体どうやって計算してるんだ(怒)!―『不況を勝ち抜く予算管理ガイドブック』著:芳野剛士

感想 私は怒っている。一体あの予算は何なのだ?出来るわけがない。ぜんたい、本部は予算策定の時はあれを出せこれを出せとかうるさく言うくせに、ひとたび予算を下ろしてくると、その予算の作りについては全く説明しようとしない。そのくせ自分たちの方がエ…

自分の問いの立て方!(自己啓発的、大人向けか)―『東大教授が教える独学勉強法』著:柳川範之

本の概要と筆者について 高校を独学で修め、大検を経て慶応の通信制を独学で(しかもシンガポールで!)修めた著者による独学のススメ。いわゆる効率的に資格試験や受験を切り抜けるものではなく、ライフワーク的な勉強のススメを説くもの。なお著者の柳川氏…

トヨタイズムはこうして生まれた!反米国流+日本流の末に。

概要 元トヨタ自動車副社長にしてカンバン方式の生みの親である大野耐一氏によるトヨタイズム誕生にまつわる自伝的エッセイ。内容は戦後間もない日本が中心であるためやや古く見えるが、エッセイ調であり非常に読みやすい。 感想 トヨタ本、本当に沢山の種類…

達人とは才能ではなく、鍛錬の累積時間量で作られる!―『究極の鍛錬』著:ジョフ・コルヴァン

本の概要 米「フォーチュン」誌主幹のコルヴァン氏によるハイパフォーマーに関するジャーナリスティックな作品。芸術家やスポーツ選手などを例に才能ではなく厳しい鍛錬の累積経験量こそがハイパフォーマーを作ることを実証、このスキームをビジネスの世界に…

心を鍛えながら判断方法を学ぶ―『自分への答えのつくり方』著:渡辺健介

本の概要 米イェール大、ハーバード大卒業の渡辺氏による、価値判断・ロジカルシンキング法の解説書。子どもが読むことを前提に物語形式で語られれており、主人公は赤魚のピンキー。単なるMBA的知識にとどまらない、”つっこみ”や”仕掛け”の技術、そして”共感…

読後に思う、一人で歩んでいくことの孤独―『夢をかなえるゾウ3』著:水野敬也

本の概要 ブラックガネーシャを師匠に、20代後半OLが成功を目指して人生を変える!でも本当に変わるのは、その人の人生というよりも、その人自身の心持ち。 累計280万部超のベストセラー自己啓発系エンターテイメント小説の第3弾!女性主人公にブラックガネ…

自己啓発本ではなく、エンターテイメント小説として-『夢をかなえるゾウ』著:水野敬也

夢をかなえるゾウ 作者:水野敬也 発売日: 2013/04/23 メディア: Kindle版 今から10年ちょっと前、猛烈に流行った本。 今読み返してみても実際に面白い。 ご存じの通りあらすじは、ヒンドゥー教の神ガネーシャがある日突然、イケてない「僕」の前に現れ、成功…

個人的にあまり好まない書き方(ごめんなさい)-『2022-これから10年、活躍できる人の条件』著:神田昌典

2022――これから10年、活躍できる人の条件 (PHPビジネス新書) 作者:神田 昌典 発売日: 2012/01/18 メディア: 新書 私は彼が苦手である マインドマップは好きですが、著者のいわゆる成金的雰囲気があまり好きではなくビジネス系の本は目を通したことがありませ…

背景を考慮すれば得るものはある-『漫画 君たちはどう生きるか』著:吉野源三郎

漫画 君たちはどう生きるか 作者:吉野源三郎 発売日: 2017/08/24 メディア: 単行本(ソフトカバー) 娘が祖母から送られた本を積ん読していたので、失敬して読んでみました。 個人的には面白く読めました。 実はこのレビューを書く前にAmazonの評価を見てみ…

アンガーマネジメントとは自己とのコミュニケーション-『アンガーマネジメント入門』著:安藤俊介

アンガーマネジメント入門 (朝日文庫) 作者:安藤俊介 発売日: 2016/09/07 メディア: 文庫 米国のトランプ大統領とのやり取りで時の人となった環境活動家グレタ・トゥーンベリ氏も言及したアンガーマネジメント。その技術についての入門本です。 私は日頃そこ…

よくある内容も、ゆるーく読める本-『思考の整理学』著:外山滋比古

思考の整理学 (ちくま文庫) 作者:外山 滋比古 発売日: 1986/04/24 メディア: 文庫 メンターが私に勧めてくれたので読んでみました。 ぎすぎすした世の中にあって、ある意味、癒しの自己啓発書。エッセーに近いかな。 筆者は英文学・言語学の専門家でお茶の水…

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