海外オヤジの読書ノート

中年おじさんによる半歩遅れた読書感想文です。今年はセカンドライフとキリスト教について考えたく!

英語

ミステリの名作。作品が面白く英語でもどんどん読める。―『MURDER ON THE ORIENT EXPRESS』著:AGATHA CHRISTIE

娘が学校の友人から借りてきて激賞していたので、そうなんだぁー、へー、と言いつつ自分も読んでみたくなり、早速試してみた次第です。 因みにこちらのジャケはインド亜大陸特別版とのことです。買ったのは東南アジアですが。 名前はよく聞いていましたし、…

「君臨すれども統治せず」の伝統はここから。イギリス貴族の気風の歴史を面白く伝える良書!―『MAGNA CARTA』著:DAN JONES

世界史を勉強していると、やれフランス革命だ、やれアメリカ独立戦争だと勉強するのですが、その都度引用されるのがマグナ・カルタ。したらマグナ・カルタって何なの?と思い、近くの新古品を並べる本屋で本書をゲット。円換算で500円程度でした。 読後の感…

ちょっとかじった初級者の復習用にピッタリ!?―『世界一簡単なフランス語の本 すぐに読める、読めれば話せる、話せば解る!』著:中条省平

数年前、奮発して家族でフランス旅行に行きました。 その際、こなせないとわかっていながらも、4・5冊はフランス語の本を買ったでしょうか。 因みに、私のフランス語歴は2年。ドイツ哲学が専攻でしたのでちょっとは役立つかなと学生時代にチャレンジしました…

米国陰謀論を原書でよんで死んだ話―『The FEDERAL RESERVE CONSPIRACY』著:EUSTACE MULLINS

陰謀論は好きです。ただ、わざわざ原書で読む必要もなかったな、と読後に後の祭り的後悔。いや、大変疲れました笑。 内容はFRBの設立とその仕組みについてなので、金融知識についても相応の知識が求められるものでした。英語も難しかったです。 章立てはすべ…

この著者にしては並の出来か!?英語学習には使えるかも―『THE COMPLETE ADVENTURES OF CHARLIE AND MR WILLY WONKA』著:ROALD DAHL

その本が原著であれ、日本語であれ、読者として本に求めるものは「面白さ」だと思います。 もちろん、その面白さにはスリリングさであったり、知的好奇心を促すものであったり、あるいは文章の美しさであったり、その切り口や感じ方、求めるものは人それぞれ…

前編も本作も、親子ともども読んでほしい!―『Auggie & me three wonder stories』著:R. J. PALACIO

先日読んだ、娘のお下がりの”Wonder”は非常に面白かった。感動しました。涙目になりました笑 lifewithbooks.hateblo.jp 本編はその続編。前作が良かったということで、娘にせがまれて購入したものです。こちらをまたぞろ娘の本棚から失敬して読んだ次第です…

Dr. SeussのBooks Setを大人買い! 孫に読み聞かせをする日は来るのか!?

Dr. Seussってご存じでしょうか。米国の絵本作家だそうで、さる本でも評判を聞き、またブログで紹介されているのも耳にしていました。まあ、機会があったら読みたいなと優先順位は大分低めて構えていたのですが。 で、うちの近くに新古品を扱う書店がありま…

どんな子だって親には宝もの!少年の成長物語(英語)―『WONDER』著:R. J. PALACIO

上の子が中学2年の終りころ学校(海外)で課題図書になった本。 当の本人は日本の高校へ進学すると心に決めていたようで無視を決め込み(丁度コロナで自宅学習となりましたが奴はどうやって乗り切ったのだろうか)、代わりに当時小6の妹が読み、絶賛していた…

絵入りなら英語でもくじけない!―『Usborne Illustrated Classics』

今年の目標は英語運用能力、とりわけ単語力や表現力、の向上を考えており、古典的な作品を中心に渉猟しています。 ところが先日読んだ『Animal Farm(邦題:動物農場)』が結構単語が難しく、文字ばっかり(本ってそういうもんですが笑)であることに萎えて…

支配者の巧妙な欺瞞を寓話で描く―『ANIAML FARM』著:GEORGE ORWELL

本作、言わずと知れたディストピアもの。作者の代表作『1984』と共に20世紀を代表する小説であると言っても過言ではないと思います。 人間の横暴を止め、動物の世界を立ち上げるべく反旗を翻した農場の動物。農場での獣による支配を確立し、人間を忌み嫌い、…

英国児童文学作家の自伝。古き英国の学生生活や悲惨な第二次世界大戦の様子を描く―『BOY AND GOING SOLO』著:ROALD DAHL

作品について イギリスの児童文学作家ロアルド・ダール氏の自伝。 幅3cm程度の分厚い洋書で二部構成。前編『BOY』では祖父や父らの思い出から始まり学生時代の懐古、高校卒業後Shell石油へ入社しアフリカへ赴任する辺りまでが語られます。後編『GOING SOLO』…

英語多読の入り口に。内容は相当優しめ―『The MAGIC FINGER』著:ROALD DAHL

先日マチルダという作品を読んで、おっさんのくせに相当感動しまして、同じ作者の本を娘の処分書籍の中から発見、読んでみました。 はい、こちらはマチルダとは打って変わって、とてもシンプルなお話で、ものの一時間で読み終わる小品です。 魔法の指を持つ…

大人も十分に楽しめる児童小説!映画版はお勧めしづらい・・・―『MATILDA』著:ROALD DAHL

作品について イギリスの児童作家として有名なるロアルド・ダール氏の作品。 守銭奴中古車ディーラーの家に生まれた天才児マチルダ。1歳半で完璧なスピーチをこなし、3歳で新聞を読む程であったが、親には恵まれない。父親からは嘘つき呼ばわりされ、母親か…

児童書を英語で楽しもう!勇敢な女の子と巨人が英国を救う!―『The BFG』著:ROALD DAHL

作品について イギリスの児童作家として有名なRoald Dahl氏の作品。 孤児院で暮らすSophieは、ある晩巨人の国に誘拐されてしまう。誘拐した巨人は、実は、気が優しく人間の言葉がちょっとわかるBFG(Big Friendly Giant)。聞くと、巨人の国ではBFG以外は人間…

ある意味サイコな小学生とその家族の話(英語の童話)―『GEORGE’S MARVELLOUS MEDICINE』著:ROALD DAHL

概要 映画『チャーリーとチョコレート工場』や『BFG』の原作者としても有名な20世紀のイギリスの児童文芸作家Ronald Dahlの作品。本作は小学校低学年程度向けと思われるが、単語はともあれ文法が平易であり、英語学習の入り口にも適していると思われる。 感…

上級者向き(英米向き・非アジア向き)或いは日英文化論として-『「とりあえず」は英語でなんと言う?』 著:ルーク・タニクリフ

「とりあえず」は英語でなんと言う? (だいわ文庫 E 334-1) 作者:ルーク・タニクリフ 発売日: 2016/10/08 メディア: 文庫 ポップな装丁とキャッチ-な題名に惹かれて購入しました。 うーん。残念ながら、題名のキャッチ-さに反し、実用的に使うのはちょっと…

米国版徹子の部屋、文章は下手め!?(Podcastは断然おすすめ)-『Choose Yourself!』著:James Altucher

Choose Yourself! (English Edition) 作者:Altucher, James 発売日: 2013/06/03 メディア: Kindle版 私はかつて学生時代に哲学を専攻しており、小難しいやつが好きなんだよと米国人の知り合いと話していたところ勧められたのがこのJames Altucher。試しに彼…

ネイティブの小中学生の子はこんなに難しいい英語をしゃべるの? 内容は楽しめる!-Dorks Diaries 12 : Tales from a Not-So-Secret Crush Catastrophe

Dork Diaries 12: Tales from a Not-So-Secret Crush Catastrophe (12) 作者:Rachel Renée Russell 出版社/メーカー: Aladdin 発売日: 2017/10/17 メディア: ハードカバー 海外での子育てでぶち当たる悩み。子供の英語が難しすぎる。。。 『本を読みなさい』…

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