海外オヤジの読書ノート

中年おじさんによる半歩遅れた読書感想文です。今年は会計と英語を勉強します!

アンガーマネジメントとは自己とのコミュニケーション-『アンガーマネジメント入門』著:安藤俊介

アンガーマネジメント入門 (朝日文庫)

アンガーマネジメント入門 (朝日文庫)

  • 作者:安藤俊介
  • 発売日: 2016/09/07
  • メディア: 文庫
 

 

米国のトランプ大統領とのやり取りで時の人となった環境活動家グレタ・トゥーンベリ氏も言及したアンガーマネジメント。その技術についての入門本です。

 

私は日頃そこまで怒る方ではないとは思いますが、それでもたまに、怒りから判断を誤った・もっとよくできたという事があります。また、普段から日記をつけて自らの怒りに振り返りをしてなぜ怒ったのかを分析しているつもりですが、それでも突発的な怒りをしばしば感じるため、本書を購入して勉強してみました。

 

結論としてはなかなか面白かった。

なるほどと思ったのは、怒りが「動物が行う闘争-逃走反応」の一部(生物学的に正しいのかはわかりませんが)であること、事象の解釈を行う自らの価値観を認識すること、歪んだ価値観のリフレーミング、怒りを引き起こす周囲の原因の整理(重要か否かの軸、変えられるかどうかの軸)等々。

 

通読して思いましたが、結局は怒りのコントロールも突き詰めれば自己認識なのかなあということ。自分がどういう人間かということについては皆ぼんやり認識はあると思うのですが、怒りの源泉を探ることで自己の価値観を掘り下げる経験はなかなかできないと思います。怒りの源泉のみならず自分自身がどういう人間かも知ることができると思います。その意味でこの本が指南する自己分析・自己認識は非常に意義深い。

 

人間は感情的な動物であるしそれをなくすことも難しいし、なくすのではなく上手にコントロールするという本書の方向には大いに賛成です。怒りっぽい人や怒りで損している人以外にも現代人が読むことで得るものが多いと思います。おすすめです。

 

評価 ☆☆☆☆

2020/04/04

アンガーマネジメント入門

安藤俊介 朝日新聞出版 2016年09月07日
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