海外オヤジの読書ノート

中年おじさんによる半歩遅れた読書感想文です。今年はセカンドライフとキリスト教について考えたく!

絵入りなら英語でもくじけない!―『Usborne Illustrated Classics』

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 今年の目標は英語運用能力、とりわけ単語力や表現力、の向上を考えており、古典的な作品を中心に渉猟しています。

 ところが先日読んだ『Animal Farm(邦題:動物農場)』が結構単語が難しく、文字ばっかり(本ってそういうもんですが笑)であることに萎えて、次の本を手に取るのに億劫になっていました。

 

 そこで、娘のおさがり本からこちらをチョイス。娘が小学生4年くらいに学校で使った本です。名作揃いで分厚いのですが、何しろ絵入りです。

 

 それにしても扱いが雑で、親としてはちょっと悲しくなります。。。。
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作品について

所収作品について紹介します。

「ROBIN HOOD

「GULLIVER’S TRAVEL」(Jonathan Swift)

「MOONFLEET」(Falkner)

「AROUND THE WORLD IN EIGHTY DAYS」(Jules Verne)

「ROBINSON CRUSOE」(Daniel Defoe)

「THE CANTERVILLE GHOST」(Oscar Wilde)

 

 どれも有名なお話ばかりですね。小学生向きなので、冒険ものばかりですが、オスカー・ワイルドの作品が入っているあたり、おっやるなと思いました。

 

 一番気に入ったのはThe Canterville Ghostですかね。ちょっと情けない幽霊であるところがかわいい。Moonfleetもなかなか良い。冒険ものかと思いきやちょっぴり恋愛要素(しかも孤児と王女という階級の違い)も入っており、単なる冒険ものと比べると一ノッチ複雑度が高い。それと今更ですが、ロビンソン・クルーソーガリバーの冒険は私の頭のなかでゴッチャになっていました笑 今回読んでストーリーの違いをはっきり認識しました。

 

ああ、英語が読める!感動!

 英語の難易度ですが、素晴らしいことにどれも絵がページの半分以上なので、メチャクチャ分かりやすい! 話ごとに絵のタッチも異なっているので飽きません。
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 1日40ページとか平気で読めるので、俺英語力上がった? と、勘違いしそうになります笑

 

 なお簡単なのは、もちろん子ども向けだからですね。内容は原作通りではなく、すべてRetold(編集済み)だからです。原作はまず間違いなくもっと難しい。

 試しに2か月前に購入して積読になっている「THE CANTERVILLE GHOST」(文字だけ)をパラパラめくってみましたが、半端なく英語だけでした。

 

おわりに

 古典の基礎をきちんと英語で読めたのはちょっぴり自信になりました。確かに一回読むと原典への興味も湧きます。次は編集なしの原典に何とかチャレンジして読破してみたいと思います。

 

評価 ☆☆☆

2021/04/09

 

Illustrated Classics Robinson Crusoe & other stories (Illustrated Story Collections)

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  • 作者:Various
  • 発売日: 2014/11/01
  • メディア: ハードカバー
 

 

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