ビジネス書。
色々文句を言うなら読まなきゃいいのに、っていうのがハウツー系ですよね。でも、どうです?一億ですよ、一億! 宝くじではなくて毎年一億円。しかもアラフィフになってまだ読んでんの?みたいな話ですが、やっぱお金、ほしいです(少なくとも子供たちが大学卒業するまでは)!
本作、いつもお邪魔している京都サラリーマンさん(id:bkeita)のページで拝見して、思わずぽちってしまいました。
確か春先、子供たちの高校の学費がガツンガツンと引きおとしされたからだと思います。誠に情けない話ですが、学校への寄付金とか上の子の分も下の子の分も、既読スルーかますのはうち位かなって思います。
子どもたちよ、成長したら自分で学校に寄付して恩返ししてね。
ひとこと
うーん、ワシには厳しい。
一億は自営でないと厳しいかな
読んでみましたが、やっぱり難しいなあ、という感想。
まず、サラリーマンで一億を手にする方は上場企業でもほんのわずかなトップの方々のみでありましょう。ゴーンさんやソニーの社長が有価証券報告書にボーナスだとかが載せられていたことを思い出します。
そうした点を考慮すると、やはり一億もの年収を手にする場合は自営になるのだろうなと思います。
自営という段階で、やはりハードルが上がります。今の安定をすてて一から(いやゼロから)始めるのか、家族に反対されないかな等々。私は、個人的には、そうした環境の変化(自営になることを前提としていますが)についてのサポートは少なかったかなと感じました。
個別のテクニックは業務向上には役立つ
筆者は多くの成功者としてのテクニックを披露していますが、感覚的に納得できるものは多かったです。ですから、やはりこうした成功者をまねることで(年収増加はいざしらず)自己の能力向上は果たせるのではと思いました。
例えば、アウトプット優先(P.45)、目標の細分化と成功体験の積み上げ(「1/100プランニング」, P.146)、自分目線の保持と自己認知(「成長日記」, P.111)、このあたりでしょうか。
何のためのお金?
あとは何ていうんでしょうね、お金を稼ぐって、それ自身が目的じゃあないと思うんです。自分なりのもっと欲しいっていう理由、何に使いたいかっていう理由、そういうのがないと自己を奮い立たせることも難しいんでしょうね。
子ども(たち)を私立の小学校に入れたい、一戸建てを欲しい、外車に乗りたい等々。そういう欲求が見えてこないと、体も心もノってこないんだろうと感じました。
おわりに
ということで金持ちになりたいかた向けのノウハウ系ビジネス書でした。
これからガンガン稼いでいい暮らしをしたい、自分の欲求をたっぷりかなえたい、という方にはおすすめです。私のように枯れ気味なアラフィフは、ちょっと真似しづらいと思いましたが、アブラギッシュなナイスミドルは是非読んでみていただければと思います。
評価 ☆☆☆
2023/05/09