海外オヤジの読書ノート

中年おじさんによる半歩遅れた読書感想文です。今年はセカンドライフとキリスト教について考えたく!

モーセ、約束の地を前に死す |『七十人訳ギリシア語聖書』申命記、訳:秦剛平

はじめに

モーセ五書を順々に読み進めてきて、これが最後の申命記

創世記、出エジプト記は内容に動き・アクションがあったものの、レビ記民数記はルール集っぽくて少し冗長でつまらない印象でした。

そして本申命記は、半分アクション・半分ルール集の折衷型という印象です。

 

思えば長く経ちました

で、ですね、申命記の2章で語られるんですが、何と、ノマド的に出エジプトしてから40年!とのこと。思えば出エジプトの時は兄のアロンと共に民衆を引っ張る役を仰せつかったモーセですが、最終ゴール「約束の地」を目前に、神からは「お前死ね」の命令(予言?)。悲しぃー。

 

まあでも宗教書ですし、こうした死の予言も至ってストレートかつ無感情に表現されます。

但し、第四章の記述なぞを見るに、死を前にしたモーセが民衆に語り掛ける様子は、ふとキリストの罪の贖いを彷彿とさせるかのようでした。

 

目を離せば神の律法に背きギャーギャー言って、神が怒ったら、モーセ何とかしてーとすり寄る民衆。お前らさあ、だからちゃんとやれって、と面倒見の良いお兄ちゃんよろしく民衆を引っ張て来たモーセですがここでタイムアップです(因みに120歳!との記述)。

 

そのほか

あとは所々で出てくるルールは結構な繰り返しです。あれを食べてはだめ・食べてよいのルール、娼婦や男娼は会衆の仲間として参加できない、結婚・離婚のルール、裁判や過失の罪等に関するルール、借金や奴隷に関するルール等。どうでもいいところでいうと、夢精で汚してしまったときのルールとかもありました(本当にどうでも良いですね)。

 

因みに異教徒については相変わらず手厳しく、殲滅する、根絶やしにするなど、厳しい記述がありました。

 

おわりに

ということでモーセ五書を何とか読み終わりました。

来月からは、新共同訳の聖書(旧約・新約の合冊)を使って残りの旧約から読み進めます。

 

評価 ☆☆☆

2024/05/27

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