皆さん、こんにちは。
しつこく、セカンドライフの指針となりえる書籍を渉猟しています。
今回はお金の関する不安を解消するべく手に取ったこの本。
はじめに
著者の三戸氏は、ソフトバンク・インベストメント出身で、ベンチャーキャピタル事業やM&A事業を経て、後に兵庫県議会議員など歴任。
本作での趣旨は、タイトルそのまんま。
一つの光明としてよし
タイトルから言わんとしていることは明白。ではどういう仕組みか、どういう論拠か、を読み進めればよいだけなので、その点では非常に平易に書いてあったと思います。
ポイントは以下の4点。
a.スタートアップ(起業)は超大変(各種手続き、設立後数年の生存競争と資金繰り等)。起業家は変人。凡人は会社を買うのがよし。
b.大企業でのノウハウを、時代遅れの中小企業に適用、会社を伸ばせる。
c.事業承継で困る・廃業する企業が、今後更に増えてくる。後継者不足による黒字廃業もおおい(チャンスも多い)。
d.役員報酬を得つつ、エグジットで売却益を稼げる。
おおよそこのようなポイントが述べられていたと思います。
でもう一ついえば、老後にバイトで稼ぐよりもはるかに割の良い収入を得られるというのも言わずもがなのポイントであります。
a.は確かにそうだなと思います。とりわけ飲食業界で身をつぶした話は肝を冷やします。というか私も調理師の妻を巻き込んで飲食で起業できないかなーなんて安易に考えていたので。
b.は個人によりますね。私はそんなに大したことはしていないので中小でもどれほど経験が生きるのか不明。
c.はやや眉唾に感じます。ただTverでもこの手の宣伝が多く流れていることを見ると、売り手も買い手も多く、売買手数料で儲かっている会社が多く、マーケットとしては拡大傾向なのだと思います。ここに群がる人(買い手の方)が今後どの様になるのか。もう3-5年くらいしたら失敗談などもぼちぼちでてくるのかしら、とやや警戒感をもって読みました。
試しにネットで売買のサイトを見てみたら、本当に多くの企業が出てて驚きます。民泊事業の売却とかも多い。
d.は理論的にはわかりました。
あと本書にも述べられていた通り、デューデリジェンスは素人には難しそうですよね。このあたりは事業に精通してきちんと決算書が読めないと厳しそうです。
頑張るのはしんどい
一方で、50にして既にもう頑張りたくない、という自分がいます(わがまま)。
丁度いま、話題の「DIE WITH ZERO」を読んでいるのですが、膝を打つことが多く、お金のために頑張るのはもう嫌かも、と思うようになってきました。
会社を買うとしたら、謂い方は変ですが、妻との思い出作り・学園祭気分で何かやるのならばいいかも、と舐めた考えに現在至っております。
加えて、筆者は50代からこの道(つまり会社を買う事)へ行け、と説きます。気力・体力の減退前、脂の落ちる前に動け、ということなのでしょう。子どもの学費が片付くまではちょっとこの話は乗れないなあ、というのが本音。とすると、わたし的にはあと5年はこの話はむり。
おわりに
ということで、起業ではなく、箱を買い・体制を整えることで収益を上げてゆけ、という本でした。
アイディアとしては良いと思います。自分の得意分野や興味との親和性があればアリだと感じました。
評価 ☆☆☆
2025/04/09

