海外オヤジの読書ノート

中年おじさんによる半歩遅れた読書感想文です。今年もセカンドライフ等について思索したく。

シリーズ第二弾。江戸が舞台の、子どもたちとつくもがみらのほんわか活劇 |『つくもがみ、遊ぼうよ』畠中恵

つぐもがみシリーズ第二弾

江戸の町を舞台に、器物に宿ったあやかしが活躍する「つくみがみ」シリーズの第二弾。

第一弾で主人公的立ち位置だったお紅と清次(江戸時代のレンタル屋である出雲屋の主人たち)。本作では、彼ら、いつの間にか夫婦になっており、さらには子どもまでいます。

そして関連のあった鶴屋、すおう屋にもそれぞれ子どもが出来ており、この商家の子どもたち三人こそが今回のメイン。

 

つくもがみについても、これまでの根付や扇子、櫛に宿ったつくもがみ以外に、ニューフェイスの「そう六」がお目見え。このつくもがみは双六についている、という設定です。

しかも、双六に沢山のマスがあり、そのマスにそれぞれ付喪神もいるという設定です。

 

連続テレビシリーズ!?

相変わらず連続テレビシリーズにぴったりな作り。

誰とも知らぬナレーション(じつはつくもがみ。しかも毎回違うつくもがみが語る)から始まり、つくもがみとは何ぞや、という説明をしつつ、話を繙いてゆきます。

 

今回は、前回も出てきた大久屋がキーパースン。大金持ちの彼が、騙されたり、親族の家督相続に巻き込まれたり、といった具合に事件に巻き込まれます。

 

子どもたちに優しかった大久屋ですから、商家のがきんちょ三人組が大久屋の危機を察知し、つくもがみと協力して彼を助けよう(として窮地に陥る)、という筋書きです。

 

子どもたちの可愛さ、健気さ、つくもがみとの友情?が程よく入り混じる佳作であったと思います。

 

おわりに

ということで、久しぶりの畠中作品でした。

時代劇も結構いいですよね。深川、門前仲町永代橋、蔵前とかがご近所とかご縁がある場合、いっそう楽しめるかと思います。江戸の旧跡を歩きつつ本を読む、という楽しみ方もありですよね。

 

評価 ☆☆☆

2025/08/13

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