再読で復習
本作は再読となります。旧約聖書を読む前に入門書をと思い、過去に読みました。
今般旧約聖書の通読が終わったことから、復習がてら再読したものです。
三浦氏の個人的な色が出る
旧約聖書を通読して分かったのは、旧約聖書は実に分かりづらいということ笑
ロジカルでない部分もあり、その解消の仕方には先達の手ほどきが必要かと思います。
前回本作を読んだときは、旧約のストーリーが頭に入っていなくて、むしろ筆者の三浦氏の敬虔さに目が行きました。
今回は旧約を通読したことで、また入門書も再読等しており、かなりストーリーが頭に入った状態で本書を読みましたが、逆に三浦氏の「キリスト者」としての解釈、或いは個人的な斜に構えたかのような視線が気になりました。
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キリスト者は再来するメシア(=キリスト)が旧約に啓示されているというスタンスです。その文脈で旧約を読むので、なんというか、ちょっと色が掛かった印象なのです(上手く表現んできませんが)。旧約の個所箇所に「はい、これがキリストの再来の啓示です!」みたいに指さしされる感じ。
もう一つ、三浦氏の個人的な意見は面白くもあり、逆に理解の妨げにもなり得ると感じたのは、例えばダビデとバテシバの下り。
ダビデは人妻バテシバをいてこまして孕ませたわけですが(そしてバテシバの夫ウリヤを死に至らしめた)、三浦氏からすると、そんなダビデを神は最終的に赦した。キリスト者としてはまだ出来ていないけど自分もそういう罪人を赦せるような人になりたい、という三浦氏のお話。
また、そもそもバテシバは見えると分かっていてダビデ王の前で沐浴をしていたのでは、という女性に厳しいご意見。
まあ、あるっちゃあ、あるかもしれません。
このような個人的な見解がいくらか入っている、ゆえにそれは分かりやすくもあり、危険でもあるかもしれない、と感じた次第です。
つまり旧約の素っ気ない、イロジカルな文脈に一歩踏み込んで私見が入る点です。
おわりに
ということで三浦氏の旧約聖書入門再読でした。
旧約入門は他にも優れたものもあり、必ずしもこれっていうわけでがない気が今はします。ただ真面目な方には三浦氏の文章はよろしいかと思います。常識的というか、ちょっと教条的には感じますが。
評価 ☆☆☆
2025/09/07

