海外オヤジの読書ノート

中年おじさんによる半歩遅れた読書感想文です。今年もセカンドライフ等について思索したく。

異能力系サスペンス、のスピンオフ |『終わりなき夜に生れつく』恩田陸

皆さん、こんにちは。

子どもたちが夏休みに在所に来てくれたため、一緒に私の本も十数冊持ってきてもらいました。

 

そういえば。よくやるミスですが、買って積読しているのを忘れてもう一冊買うというもの。実家と居所と行ったり来たりしており、実家に帰ったらおんなじものを二冊買っていたというのもあれば、居所であるのに同じ本を買っているのもります。この前やった酷いのは洋書を買ったのですが、表紙のパッケージが異なっており、同作をなんと同時に買うという失態!

 

余資が潤沢でもないのにこういう事をやるので、最近は本の購入に慎重になっている次第です。

 

ということで本題に参ります。

 

ひとこと

恩田陸氏2017年の作品。『夜の底は柔らかな幻』のスピンオフ作品として位置づけられる。

なお、本タイトル『終わりなき夜に生れつく』はドレイクの詩からとられたとのことですが、同様にドレイクの詩から、アガサ・クリスティも同タイトルの作品が有ります。

因みにアガサの原題はEndless Nightとのこと(大分意訳!?)。これに対し、ドレイクの由来する詩は、Some are born to sweet delight, some are born to endless night、とのこと。

アガサ・クリスティの当作品も読んでみたいですね。

 

本編読まずとも面白い

本作、スピンオフということを知らず、本編を差し置いて読んでしまいました泣 しかも読んだあとの解説でそれに気づくという鈍感ぶり。

 

でも、スピンオフということを感じさせず、作品に没頭することが出来ました。

因みに本作は中篇小説になります。

 

超能力系スリラー?

どういう話かというと、超能力「イロ」を持つ「有色者」にまつわるお話。「有色者」の多く存在する日本の内の独立国「途鎖国」や、その出身者のお話。

 

「砂の夜」、「夜のふたつの貌」、「夜間飛行」、「終わりなき夜に生れつく」の四編からなります。

 

似ている?

なお恩田氏はこのような超能力系は意外と好きかもしれませんね。

 

本作の他にも、『常野物語』、『劫尽童女』、それと、ちょっと異世界系の『球形の季節』とか、類似の作品は割とありますね。

 

かつてNetflixでグリムという海外ドラマを好きで見ていたのですが、ああいう異能力系が好きな人にはヒットすると思います。

 

おわりに

ということで一か月ぶりの恩田作品でした。

体の調子がイマイチで、週末にだらだらしながら読んだ一作でした。

オッサンが風邪をこじらせると回復度合いが悪くて困ります。。。

 

評価 ☆☆☆

2025/09/07

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