海外オヤジの読書ノート

中年おじさんによる半歩遅れた読書感想文です。今年もセカンドライフ等について思索したく。

会社不祥事の元凶は? 次第に状況が見えてくるクライム小説 |『七つの会議』池井戸潤

皆さん、こんにちは。

忙しくなってきました。仕事に、プライベートに。

 

仕事は部下さんに『考えさせる』ことを諦めました。もう1人部下が出来てしまい、1人だけに贅沢に時間を使うことができなくなりました。『伝わらない』への対策は、明白な指示のマニュアル化です。複雑な思いもある一方、これはこれで業務を見つめなおす切っ掛けにもなりそう。

 

プライベート。今夜も、今年三度目のお通夜に行ってきました。明日はお葬式。

今回は義母の妹に当たる方。何せ義母、本人併せてきょうだい11名(2男9女)! 結婚20年超(こちらで式をしました)、移住して12年目ですが、未だに親族の名前がかなりあやしい。殆ど覚えていません。ものぐさもありますが、数に圧倒されているというのもあり。

なお義父も結構なきょうだいがおり、「おじさん」「おばさん」「めい」「おい」がうじゃうじゃ。

 

ということでクイックに本題に。

 

 

池井戸作品、相変わらず面白い。

サラリーマンの喜び、悲しみ、苦しみ、換言すれば『あるある』みたいなものを上手に描くからでしょうか。幾つか例を挙げれば以下のようなものがありました。

 

  • コンプラとノルマの板挟み。大概コンプラが劣後する。
  • 社内恋愛(もとい不倫)
  • 本部(経理)部門と営業との衝突
  • 親会社からの出向とプロパーとの溝
  • 不祥事の組織的隠ぺい

 

なお今回の舞台は建材メーカー。わたくし的には氏の『鉄の骨』と似たような雰囲気を感じました。若干違うとすれば、社内でのもろもろを短篇連作の形で上手に料理した、ややライト目な作りでしょうか。会社の不祥事の元凶がどこにあるのかが分からず、これが徐々に明らかになる等、エンタメ要素もしっかり挿入されており楽しく読めます。

 

ついつい引き込まれて一日で読了。

 

怒鳴られながらドブ板営業をした証券会社時代を思い出して少しお腹が痛くなりました。きつめのノルマ営業・鬼営業を経験した人はフラッシュバックおきるかもですが、そういう人にはおすすめ。悪が敗北する結末に胸がすく思い。

 

評価 ☆☆☆

2025/12/14

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