皆さんこんにちは。
書籍のタイトルや惹句、結構気になりますよね(なりませんか)。
「転生したら〇〇だった××」「ハーバード(スタンフォード)式〇〇」等々。
特に見た目が10割とか、戦略がすべてとか、ああいうのが本当に苦手で…。だって受験予備校で習いませんでしたか? All とかAlwaysが使われている選択肢は大体間違いなんですよ! だから、悲喜こもごもに満ち溢れるこの世界で「絶対」「10割」と言い切る姿勢に対しては、眉唾ものと疑ってかかったほうが良い、というのが個人的スタンスです。
もちろん内容や筆者の思いとは別に、出版社や編集者の思惑の末の惹句という側面はあろうかと思いますが。
で、久々に自己啓発系の本を読んだのですが、帯の惹句が「~が10割」のやつだったのでちょっと反応したものです。
では本題に参ります。
はじめに
元マッキンゼー社員、つまりコンサル出身者の仕事ノウハウ系の本ですね。
激務をこなすコンサル社員は何かしら工夫やブレイクスルーを得ないと体も心も持たないのでしょうね。で、氏がひらめいたものの一つはいわゆる段取りであった、というのが主旨でありましょう。
咀嚼して業務に生かそう
個人的に感じたのは、そのまま仕事に適用するのはちょっと難しい、ということ。
コンサルの仕事って、他社に乗り込んで、顧客と同等かそれ以上に対象業界を理解した上で、顧客が思いつかないソリューションや方向性を提示する。
こんなことをするにはまずもって時間がたりない。
だからこそ、ミニマム思考と筆者が呼ぶ方法で仕事を進めてゆく、と。
ただ、そういう仕事の進め方って普通はあまりないかなと。
そもそも一般企業の社員だと、所属部署があり、大なり小なり、ある程度の専門・受け持ちがあり、それに関連した同じことの繰り返しで仕事が成り立っていると思います。その中で課題を見つけ業務を洗練化させてゆくと。つまりは、知らないことを調べるとか、そこから驚くような方向性を見つけるみたいな体験はあまりないのかなあと思うのです。
ただ、それでも本書が読む価値があると思うのは、仮説思考(あたりをつけて動く)、全体を俯瞰してスケジュール作りをする、フレームワークを使用する、時間の見積もりはバッファをとる(2倍で見積もる)、オフの時間や専門外のインプットを充実させる等々、部分部分私達がやっていると思われるようなことを網羅しているからです。
その点で、本書は中堅どころが普段の業務を見直すのに読むと存外振り返りになるのではと感じました。新人や若手だと何のことを言っているか分からない、という人が出てくるかもしれないなと感じました。
ちなみに、ショートカットなどの時短を小手先と称して氏はあまり評価されていませんでしたが、コンサルのような業務の方にとってはそうなのであり、一般企業で何がしかの繰り返しを行う人は、それぞれに合ったところで「小手先」の時短方法を追求したほうがよいとは思いました。
おわりに
ということで元コンサルの本でした。
個別技術の磨き方より、全体的な仕事への取り組み方改善の本としてとらえると良いと思います。私にも学びはありました。
評価 ☆☆☆
2026/04/09

