皆さん、こんにちは。
膝が痛いです。
先週居所に戻って来て30分ジョグしたら膝が痛くて曲がらなくなりました。そろそろガタがきましたかね。
20年以上前ですが、30歳くらいのとき会社の人たちとバスケをしていて試合中に右膝の前十字靭帯を断裂、その後再建手術をしたのですが、人工の靭帯を入れていて、以降膝の具合はイマイチ。
よく膝が外れた感じになるので、以降コンタクトスポーツは止め、運動はランニングやエクササイズにとどめていました。
医者にはかかっていませんが、近年はAIやYouTubeが多くの情報を提供してくれるので、大体どういう状況か、対症療法としてアイシングはどうするのか等を調べ実践することが出来ます。
日本に居るわけではないので、無理はしない、休む、体を労わる、という自分に甘くする作戦です。
ということで本題に参ります。
あらすじ(裏表紙から)
東日本大震災を経て、刻々と変貌していく《東京》を舞台にした戯曲
『エピタフ東京』を書きあぐねている“筆者K"は、吸血鬼だと名乗る吉屋と出会う。
彼は「東京の秘密を探るためのポイントは、死者です」と囁きかけるのだが……。スピンオフ小説「悪い春」を特別収録。
ひとこと
2015年発表の恩田陸氏の作品。
作家Kが戯曲『EPITAPH東京』を書きあぐねつつ、東京を歩く、という話。作中、自分を吸血鬼と告白する吉屋の存在があったり、劇中劇があったり、恩田氏が志向してきたファクターが結構詰まっていると思います。ただこれ、一般受けはしなさそうというのが個人的見解。クセのある作風じゃないかと。
恩田氏の流れる思考・・・
細かく分かれた章が20超連なります。殆どが作家Kの視点です。幾つかは吉屋の視点。
恩田氏は本当に想像力というか発想力がすごくて、おそらくKというのはご自身なのですが、一つの話を喋っていてそれを形容する言葉や類似の名詞などが出てくると、〇〇といえば、という風にどんどんと話が膨らみ、そして流れてゆくのです。
なんというか、女性二人で大盛り上がりするとすごい盛り上がりと合いの手で、話題がどんどん展開するのってありますよね。あれを一人でやるようなイメージでしょうか。
個人的にはそうした思考の展開の描写はいま一つ好みではなく、そういう意味では相性は良くなかったかもしれません。
他方、東京の街に潜む謎や歴史みたいなものに節々で触れ、オカルトチックな話や背景の説明みたいな箇所はモダンホラー的な作品も書く恩田氏ならでは、でしょうか。一瞬だけ『帝都物語』を想起しました。
あと、戯曲を書きあぐねる作家が主人公ということで、劇中劇がありましたね。
女性が6人で営む殺し屋という設定でしたが、個人的にはそちらの展開が気になりました。
おわりに
ということで、久しぶりの恩田氏作品でした。
数えてみると読んだのはこれで40作品目でした。読むほうも読むほうだけど、まあ多産な作家さんですね。私は初期の青春系のテイストの小説が好きなのですが、最近あたるのは(まだ読んでいなかったのは)戯曲系が多い印象ですね。
ゆっくり残りの作品も読み進めます。
評価 ☆☆☆
2026/06/07

