海外オヤジの読書ノート

中年おじさんによる半歩遅れた読書感想文です。今年はセカンドライフとキリスト教について考えたく!

ニューヨークトリビアと凶悪犯との対決 |『ボーン・コレクター』ジェフリー・ディーヴァー、訳:池田真紀子

皆さん、こんにちは。

この前約10年ぶりにYahoo!オークションを利用し、文庫本をバルクで購入しました(塩野七生さん関連ですが)。

実は事前にメルカリも見たのですが、概観としてメルカリは高く、Yahoo!オークションは軒並み安いという結果でした。

 

同じ商品なのに値段が違う。なぜなのでしょうか?

売り手が既存のプラットフォームから新たなプラットフォーム・チャネルを拡大できず、他方買い手はより新しいプラットフォームに流れるから? あるいは私が購入したのは例外だったのか?

マーケット、プライシングとは、これまた奥深い世界であります。

 

こうした複数のプラットフォームから、共通するマークアップ言語の要素を使い情報を取ってこれたらプライスをキーにどこが一番安いかをサーチできるのかなあ?

新品は価格コムで値段チェックはできますが、中古・オークションもスキームは作れそうな感じがします。システム構築が出来ればより精度の高いセドリができるかもしれません。しないけど笑

 

はじめに

海外の翻訳物、しかもスリラー系は久しぶりに読んだ気がします。

いやあそれにしても面白かった。

 

あらすじ

で本作。「ボーン・コレクター」はとある事件で四肢麻痺となったやり手鑑識官が主人公。

首から上の自由のみが残され、安楽死を考える日々であったところ、国連系イベントで人手がたりないNYで突如起こる殺人事件。なんとなんと、ニューヨーク市警から捜査依頼が彼のもとに。ニューヨークの地理・歴史・科学などの捜査事項に精通した彼の推理により、猟奇的な殺人犯を追い詰めてゆくが、最後は・・・。

という筋立て。

 

ニューヨークの歴史トリビアに酔う

やはり面白いなあというのは、事件の背後を読む際に、その土壌を調べたり、その土壌を判断するにはニューヨーク(マンハッタン島)の歴史を知っていたりすることが分からないといけないということ。

こうした個別の事実が次第にconnecting dotsとなり、犯人像や犯人のメッセージ、あるいは次の事件現場が次第に明らかになってゆきます。

こうした事象の連関が読みながら次第に理解できる点が何ともa-ha体験でありました。数回「なるほど」と独りごちたかもしれません。

 

また、モデル級美女の警羅課の警官と四肢麻痺患者が一瞬恋愛関係の手前に迫ったシーンもあり、エンタメ的味付けも上手だなあと感じました。

 

おわりに

ということで久しぶりの洋モノでした。

映画化もされていましたので、そちらを見てみても良いかもしれませんね。なかなか大部(上下とも350P、合計700P程度)で2日程度は読了にかかりました。連休予定がなくってエンタメ系読書をしたいような方にはお勧めできるかもしれません。

 

評価 ☆☆☆

2024/03/09

海外オヤジの読書ノート - にほんブログ村
PVアクセスランキング にほんブログ村