レビ記=ルールブック!?
さて、昨年から始めている聖書読んでみようキャンペーンですが、今度は旧約聖書のレビ記を読了しました。
レビ記はモーセ五書のひとつですが、ひとことで言えば、ルールブック的記述の網羅が印象的でした。
ルールの内容
今付箋の箇所を振り返っています。
印象的なのは食べ物の判断。
地を這うものは不浄、ということで爬虫類は食べてはだめ。これに触ったものは7日間は不浄。蹄が完全に割れ、反芻をする動物は食べても良い、そのいずれかが欠けていたらそれは不浄、とか。
ハンムラビ経典を源流とするといわれる「目には目を」の記述もこのレビ記の24章にあります。ただ単純にやられたらやり返せ、というわけではなく、「神の名を冒涜するものは必ず罰が下る」という枕詞があります。とすれば、「お前の神様、バーカ」と言いつつ殴られたら、当人は同じく罰として(神から)殴られるだろう、とでも言った意味あいになるのだと思います。
その他、一般的なルール、不倫はダメとか、貧しいものには施せとか、祭祀に関するルールとか、が細々ありました。女性の産後は不浄、生理の時は不浄等々も記載あり。
もう一つ
もう一つ驚いたことは、モーセの兄アロンの子である、エレアザルとイタマルが儀礼のやり方をミスって、一瞬のうちに神様に殺されるくだりがありました。
ある意味で神の前ではみな平等で、司祭につながるものでも特別扱いはされないという事でしょうか。あるいは、神の力の恐ろしさを後世にも伝えるためでありましょうか。ユダヤの神はツンデレのツンの時、ヤバいです。
おわりに
ということでレビ記でした。
今は居所に里中真知子さんの漫画を置いてきたので随走ならぬ髄読できません。
次回は民数記にトライします。
評価 ☆☆☆
2024/04/15