海外オヤジの読書ノート

中年おじさんによる半歩遅れた読書感想文です。今年もセカンドライフ等について思索したく。

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礼儀正しさで組織・人間関係・自己を変える |『「礼儀正しさ」こそ最強の生存戦略である』クリスティーン・ポラス 訳:夏目大

皆さん、こんにちは。 とうとう家内が居所に戻ってきます。たぶん今週末か来週か。 私の両親の面倒を見てもらっていますが、母親の4月の骨折後の経過が素晴らしく良いというわけでもなく、肘から手首辺りまで入れていたピンを抜くという手術はお預けになりま…

アーサー王亡き後のブリテン島。民族浄化、記憶の喪失、そして愛 |『忘れられた巨人』カズオ・イシグロ、訳:土屋政雄

あらすじ(裏表紙から) ひとこと 老夫婦+3の物語 夫婦とは おわりに あらすじ(裏表紙から) 遠い地で暮らす息子に会うため、長年暮らした村を後にした老夫婦。一夜の宿を求めた村で少年を託されたふたりは、若い戦士を加えた四人で旅路を行く。竜退治を唱え…

ギリシア旅行(離島)計画中の人は持っていくと良いかも? |『遠い太鼓』村上春樹

皆さん、こんにちは。 今年は子ども達をはじめ出費がかさみ、夫婦旅行の計画ができません(出会って30年!なのに)。 学費を払い、子どもたちの生活費を払い、そして先週事故ったことで車の買い替え等も検討すると完全なる赤字になります。 使ってくれる人が…

積極的に任せることでリードする |『「任せ方」の教科書』出口治明

皆さん、こんにちは。 居所に戻ってくると、仕事が一層忙しく、厳しいものになっていました。 直上の上司が転勤ということで新旧の上司が入れ替わりの際の間隙があり、そういうときは重要事項を拠点長などに平社員の私がダイレクトに申し上げると。 で、この…

ジャンルごった煮、納得の本屋大賞一位作品 |『ザリガニの鳴くところ』ディーリア・オーエンズ、訳:友廣純

皆さん、こんにちは。 蔵書について。 なんていう程は本は持っていませんが、基本的に読んだら処分しています。 余程「もう一度読もう・また読みたい」と思わない限り、その「また」の機会は来ないだろうとの想定のもと処分しています。もちろん燃えるゴミで…

引退後スパイ + 打倒「AIビッグブラザー」のディストピア的物語譚、の連作 |『シーソーモンスター』伊坂幸太郎

皆さん、こんにちは。 引越しをしたため、諸々入り用が続いています。 土日はデフォルトで家内にお付き合いして家具屋・雑貨屋・百円ショップを徘徊する日々であります。 それにしても、女性の皆さんは何故にかように雑貨が好きなのか。 私は正直そういうの…

ダイエット・長寿・生殖のコントロール?からの陰謀論も |『食欲人』デイヴィッド・ローベンハイマ―、スティーブン・J・シンプソン、訳:櫻井祐子

皆さんこんにちは。 母の手術があり、本日も病院に参りました。で、この病院の対応(総合受付)がイマイチ。ちょっと不親切なのです。 不幸自慢ではありませんが、私自身30歳前後から50歳の今まで5度入院・手術をしました。そうすると、あそこは良かった・こ…

徒花と消えた民主化の夢。巻き込まれた元学生らの行く末は |『時が滲む朝』楊逸

皆さんこんにちは。 外国語で文章を書く、なんて想像できますか? 私、海外に住んでいるということで、同僚とのteam連絡やメールは当然の事ながら英語がメインです。スピーチクラブにかれこれ7年程所属しているので(発音はともかく)、多少はサマになる文章…

ホームズの苦闘を回顧する。優れたパスティーシュ作品 |『絹の家』アンソニー・ホロヴィッツ、訳:駒月雅子

皆さん、こんにちは。 そろそろ人事の季節ですね。早い会社さんですと4月1日付の人事が発表になっています。 私の勤める会社でも一足早く副拠点長は赴任されてきました。 私よりちょっと年下ですが、御多分に漏れず単身赴任だそうです。ちょっと気の毒です。…

再読したが、相変わらず参考になる |『世界一の生産性バカが1年間、命がけで試してわかった25のこと』クリス・ベイリー、訳:服部京子

皆さん、こんにちは。 旧正月はじめ祝日が多いうえに仕事が立て込んでき、またまた多忙モードになりつつあります。 無くならない仕事・増え続ける仕事を如何にするのかを考えると1)部下の育成、2)自らの生産性の向上、であると考えています。 で、業務全体の…

とにかく簡潔に書こう! |『簡潔さは最強の戦略である』ジム・バンデハイ、マイク・アレン、訳:須川綾子

皆さん、こんにちは。 これがポストされる頃にはエジプトに居ることでしょう。頑張って金使うぞ! もう”DIE WITH ZERO”以降、銀行残高の急降下に免疫がつきました、少し笑 さて、グループチャットやチェーンメールな大嫌いな私。本作も、そうだよねー、と膝…

制約を超え、ことばの可能性を信じる |『生きる言葉』俵万智

皆さん、こんにちは。 突然ですが、『夫が寝たあとに』というTV朝日系列の番組を結構見ます。 www.tv-asahi.co.jp ミキティーと横澤夏子さんが司会をしているバラエティー番組です。一応「子育て」は、片棒に満たないくらい程度で参加したと考えていましたが…

えぐみ・奇抜さもある青春小説。爽やかなだけじゃないのが良い |『対話篇』金城一紀

皆さん、こんにちは。 40代後半から、疲れているのに眠れないというと事がたまに起こるようになりました。 で、そんな日が先週ありました。 そういう時はケータイには極力触らず、小説を読むようにしています。 ということで手に取ったのが本作。 いやあ、こ…

建築家と現実化する素敵な家づくり | 『家を建てたくなったら 令和版』丹羽修

選書の理由 建築家と家を作りたい!になるよ おわりに 選書の理由 『実家は死んでも渡さない(意訳)』という母親の発言により、自分たちの終の棲家、そして子どもたちの「実家」を作りたいと思うに至った2025年11月。 少ない予算、というかそもそもお金をい…

嫉妬なくして読めず。でも参考になる。 |『リーダーは自然体』増田弥生、金井壽宏

選書の理由 筆者は恵まれすぎ? 傾聴に値する金言たち おわりに 選書の理由 部下をつけてもらって二年超、彼女が思ったように育たず、関係はどんどん悪化。どうにかしたい・何とかすべしと手に取ったのが本書。ただし、思惑は大分外れたかなあと思います。 …

ボロアパート住人らによるエンタメ!?だけではない心の叫びも |『小暮荘物語』三浦しをん

あらすじ(裏表紙より) 変人?住民たちの短篇連作!? その想いに見方が変わる・・・ おわり あらすじ(裏表紙より) 小田急線の急行通過駅・世田谷代田から徒歩五分、築ウン十年、全六室のぼろアパー ト木暮荘。そこでは老大家木暮と女子大生の光子、サラ…

心の声に従う生き方、取り囲む人たちのやさしさ |『東大8年生』タカサカモト

皆さん、こんにちは。 どこの中二病かというくらい、未だに人生の行方について悩む、恥ずかしい50代です。 答えは自分のみが導き出せると頭では理解していますが、世間的な成功・名声・お金といった他人尺度の成功も捨てきれずにいる現在(いやもう、ほとん…

夢での成果が現実に反映する!? 不思議でドタバタな近未来伊坂ワールド |『クジラアタマの王様』伊坂幸太郎

あらすじ(文庫裏表紙より) 異世界と近未来の行ったり来たり おわりに あらすじ(文庫裏表紙より) 記憶の片隅に残る、しかし、覚えていない「夢」。自分は何かと戦っている? ――製菓会社の広報部署で働く岸は、商品への異物混入問い合わせを先輩から引き継…

オマージュ・ミステリ?劇中劇? 本屋大賞一位は伊達じゃなかった |『カササギ殺人事件』アンソニー・ホロヴィッツ、訳:山田蘭

皆さん、こんにちは。 一泊二日でケ〇の穴付近のしこりを切除してきました。 一年ぶり五度目(大相撲ばりの頻度…)の入院となりましたが、なんだかんだ入院経験を積んでしまい、病院の良しあしみたいなものが薄々分かってきました。 それでいうと、今回の病…

家裁調査官武藤と破天荒上司陣内の数奇な活躍!? |『サブマリン』伊坂幸太郎

皆さん、こんにちは。 今更ですが、私、多分現在存命の作家さんの中では伊坂幸太郎氏が一番好きかもしれません。 多分全集とか出たら、真っ先に新品で買いたいとすら思う程。 今回読了した『サブマリン』は、前作『チルドレン』の続編となりますが、既に『チ…

若者には国籍とか関係なく世界に羽ばたいてほしい |『GO』金城一紀

皆さん、こんにちは。 この前、マラソン10kmに参加してきました。 公式の大会に出るといえば、小学生の時に親に無理やり参加させられた市のマラソン大会以来。あとは、中高では耐久歩行大会(中学校20km, 高校33km)という昭和な催しがあり、運動部にいた私…

女性を失った男たちの、ちょっと不思議な顛末 |『女のいない男たち』村上春樹

皆さん、こんにちは。 子どもたちと旅行に行ってきました。その後彼らが日本に帰るまで当地で1.5日の滞在。で、その間やったのが親戚周り。まあ一応国際結婚ということで笑 家内が6人きょうだい、義母に至っては10人くらい。故に親戚というとすごい数になり…

ツイスト十分のスリリングな短篇12篇 |『Twelve Red Herrings』JEFFREY ARCHER

皆さん、こんにちは。 私の今年の努力目標の一つに、英語の作品を毎月一冊読むというものがあります。 当初は月二冊読もう!と意気込みましたが、空転しつつ尻すぼみ。結局は一冊が良いところです。 で、月イチの本も、無駄にとんがってBooker Prizeのlongli…

日常に起こる逆転劇を楽しく読む。倫理的に掘り下げも可 |『逆ソクラテス』伊坂幸太郎

はじめに あらまし 短篇サマリ 散りばめらた倫理 おわりに はじめに 風邪を引いたので、一日ゆっくり家で本を読んでいました。 そして読んだのが久々の伊坂作品。 いやあ、これまた沁みましたぁ。相変わらずやっぱり私のフェイバリットです。 あらまし 本作…

エログロ編集長の人生後半への意思決定 |『この胸に深々と突き刺さる矢を抜け』白石一文

ひとこと 人生ドラマのパート 思想のパート おわりに ひとこと 何だか不思議な魅力のある作品だった気がします。 雑誌編集長カワバタのエロで政治家チックな人生ドラマという、なんともメロドラマ風な面が表面。そしてそこに、貧困、格差、自己同一性、記憶…

少年の閉じられた内側から世界を紡ぐ |『ヘヴン』川上未映子

皆さん、こんにちは。 そういえば選挙。どうやら外国人の話が論点になっているようですね。報道番組でも扱っていました。 国際結婚をした私、現在は海外暮らしですが、ゆくゆくは日本で死にたいと考えています。ただ、家内が標的になる可能性があると思うと…

税金と国家とGAFA。今後の税金制度はグローバルに? |『グローバル・タックス 国境を超える課税権力』諸富徹

皆さん、こんにちは。 税金というのは興味深い分野だと思います。 そこから、第二の人生を見据えて税理士の勉強でもしようかなと考えたことも一瞬ありました。がChat GTPに聞くと、勉強量が半端ないみたいなので、即否決。始める前から挫折。 でもやはり税金…

素で読んで楽し、蘊蓄語りにも使える | 新約聖書 マタイによる福音書 『聖書 新共同訳』

皆さん、こんにちは。 現在、選挙期間中ですね。皆さんは選挙に行かれていますでしょうか? 私は残念ながら海外に出てからは足が遠のいてしまいました。他方、外国人である家内は選挙権はありませんが、選挙になると慌ただしくなります。 大使館での在外選挙…

ノルウェイの森とは違う、別の形の『究極の純愛』 |『1Q84』村上春樹

皆さん、こんにちは。 再読と物忘れについて。 今回読んだ作品、実に10年以上ぶりに読み直しました。 しかも、私には珍しく、当時(文庫だけど)新品で買ったもののよう。 で、恐ろしいことですが、物語の筋をほっとんど忘れているという事実。冒頭に青豆、…

緩やかな諦観でもっとラクに生きる |『しないことリスト』pha

皆さん、こんにちは。 突然ですが、私、頑張ることが好きです。忙しいことも好きです。 ただ、頑張っていること・忙しいことに酔っている傾向もあり、また頑張ったり忙しくしたりしても評価されない(やり方が悪いのもあります)、家族も喜ばないこともあり…

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