2020-07-01から1ヶ月間の記事一覧
感想 私は怒っている。一体あの予算は何なのだ?出来るわけがない。ぜんたい、本部は予算策定の時はあれを出せこれを出せとかうるさく言うくせに、ひとたび予算を下ろしてくると、その予算の作りについては全く説明しようとしない。そのくせ自分たちの方がエ…
概要 砂糖という「世界商品」の歴史を紐解くことにより、近現代史を大陸横断的に俯瞰し、砂糖の文化的インパクト(特に民衆へのそれ)を分析する。ジュニア文庫からの出版も、非常に内容が濃くかつ簡潔、大人が読んでも遜色のない内容です。なお筆者は大阪大…
概要 各種文芸賞を多数受賞している恩田陸氏による短編集。月刊誌でのアンソロジー特集に所収されたものをはじめ、これまでの作品のスピンオフ的なもの、ファンタジー物などなど、書きぶりが異なる作品が所収されており、筆者の違った一面を見られる仕上がり…
中三の息子に伊勢物語くらい読んどけよと、一緒に勉強する為にと買ってみたのですが、先ずは親が読んでなきゃ強いこと言えねえな、と音読もしつつ読んでみました。 メインは色男 在原業平のナンパ物語 100篇以上の小話からなる伊勢物語ですが、メインのお話…
本の概要 立川出身の元不良上がりのゲッツ板谷氏による『怪人紀行』シリーズの一冊。東南アジアへ旅行に出かけ”怪人”に会いに行くという言わばぶっつけロケ的紀行文。戦争カメラマンの鴨志田穣氏が同行し夫婦漫才を繰り広げる。挿絵や表紙は鴨志田の元妻であ…
本の概要と筆者について 高校を独学で修め、大検を経て慶応の通信制を独学で(しかもシンガポールで!)修めた著者による独学のススメ。いわゆる効率的に資格試験や受験を切り抜けるものではなく、ライフワーク的な勉強のススメを説くもの。なお著者の柳川氏…
概要 元トヨタ自動車副社長にしてカンバン方式の生みの親である大野耐一氏によるトヨタイズム誕生にまつわる自伝的エッセイ。内容は戦後間もない日本が中心であるためやや古く見えるが、エッセイ調であり非常に読みやすい。 感想 トヨタ本、本当に沢山の種類…
筆者と作品について 台湾で行われる島田荘司推理小説賞の第二回受賞作品であり筆者のデビュー作。筆者の陳浩基氏は香港人で元エンジニア。来歴等についてはいくつかのサイトで見ることができる。 「『人』そのものが一つの謎である」―陳浩基さんブクログ大賞…
本の概要 諜報活動(インテリジェンス)に関する入門書。インテリジェンスの概要と、政治や外交での利用のされ方を実例ととに紹介。対談形式であるため、書きぶりはライトで読みやすい。著者は元NHKワシントン支局長で現在作家の手嶋龍一氏と、元外務省職員…