海外オヤジの読書ノート

中年おじさんによる半歩遅れた読書感想文です。今年は会計と英語を勉強します!

こどもの教育

大人になってからの自発的な勉強こそが勉強 | 『勉強の価値』森博嗣

本作ではないのですが、先日、娘がやっていた国語の問題で森博嗣氏の論説が出てきました。娘の回答は散々でしたが、筆者の作品は読んだ事がなく、氏に興味を持ちました。その結果、氏の小説と本作を購入したものです。 lifewithbooks.hateblo.jp ということ…

オルタナティブ進路で世間を生き抜く?でも決めるのは難しい | 『13歳の進路』村上龍

『13歳のハローワーク』という本とセットで買いました。“ハローワーク”は世の中にどんな仕事があるのかを紹介するいわば職業図鑑。職業が教科別に配置されており、教科についての興味から職業を引くという謂わば職業事典とでもいった風采でした。 こんな進路…

教科書が語らない”意図”を一緒に考えてくれる本 | 『「なぜ?どうして?」をとことん考える高校数学』南みね子

数学を放棄した過去 「数学が苦手だから文系、というネガティブな選択はやめた方がよいと思います」 今年の夏に、息子の担任と面談をしていただいた際の一言。 「そ、そうですね」 と言いつつ、冷や汗。・・・親であるの私も30年前にはその口で文系を選んだ…

子供向け職業図鑑、大人が読んでも噛み応えあり | 『新13歳のハローワーク』村上龍

昔の自分を思い出す 実はこの本、2000年頃の初版も買いました。 その当時、新卒でITエンジニアになった私は、3カ月間の研修を経てシステム開発現場へ放り込まれました。IT、といっても華やかなものではなく、窓の一切ない空調の管理された部屋で、自分の年よ…

精神論ゼロ!理性的で完璧な若者の「確かに」な勉強本 | 『シンプルな勉強法』河野玄斗

アホ高校生の息子のために、今年はこれまで勉強法の本を5,6冊ほど読んできました。テクニック集や体験談、人生論的なものなど、参考になるものは多かったです。 ただ、サラリーマン的な仕事術の観点でいうと、私はこの本が一番だと感じました(こどものため…

勉強もプライベートもどっちも実現させる効率勉強テクニック本 | 『成績が上がる学びの習慣』紀野紗良

子どもたちに勉強をやらせるのもいい加減疲れたのですが、ここで放り出したら相手の思う壺!?というか喜ばれておしまいなだけだろうと考え、しつこく子供に合うようなスタイル・方法を模索しています。。。 中高生の親です。 特に上の高校2年の息子がアホ過…

この本読んで子供向けにパワポ作ります | 『大学受験 志望校に「合格する子」の親がやっている6つのこと』著:鈴木優志

実をいうと、この手の本ははあまり買いたくはありませんでした。甘っちょろい話をすると、子供には伸び伸び育って欲しかったし、言われなくてもやる気を出してほしいと感じていました。 高校二年にもなっても全くやる気を出さず(というか学校の勉強すら余裕…

中学生以上の勉強テクニック集 | 『自宅学習の強化書』著:葉一

同じようなネタでごめんなさい。このシリーズ、あと数冊続くかも。。。 突然ですが、よく、職人の徒弟制度等では、見て学ぶ・技を盗む、なんてことが言われます。何かが直接教えられるのではなく、主体的に「取り」に行って、ノウハウやコツを体得する。 現…

素直で実直な勉強本 | 『夢を叶えるための勉強法』著:鈴木光

愚息についての愚痴 いつの時代もそうかもしれませんが、子供は大概勉強が好きではない。勉強は将来に役立つと言われ、理屈では分かるがどうにも腹落ちしない。何しろ親の言い方が気に食わない。挙句、そんなことないのに、やれケータイ見過ぎとかいわれる…

IELTS入門書としてはまずまず |『IELTS WRITING TASK 1+2』著:RACHEL MITCHELL

娘の高校受験用にIELTSスコアを使用する予定で購入しました。 息子が日本の高校へ進学しエンジョイしている姿を見るにつけ、下の娘も日本の高校に行きたいと主張し始め、いわゆる帰国入試の利用・加点を狙ってIELTSの勉強をし始めた次第です。本だけ与えてプ…

意味深な例文にハッとする笑 単調でない読み取りドリル

今春から日本の高校で学ぶ息子の楽しそうな姿を見聞きし、中学生の娘も『私も日本の高校に行きたいかも』と言い始めました。 本当に行きたいのならいいけど、あたな、日本語大丈夫? 結構ルー大柴みたいだよ!? とはいえ、やる気があるのにそれを潰すのも忍…

この著者にしては並の出来か!?英語学習には使えるかも―『THE COMPLETE ADVENTURES OF CHARLIE AND MR WILLY WONKA』著:ROALD DAHL

その本が原著であれ、日本語であれ、読者として本に求めるものは「面白さ」だと思います。 もちろん、その面白さにはスリリングさであったり、知的好奇心を促すものであったり、あるいは文章の美しさであったり、その切り口や感じ方、求めるものは人それぞれ…

男性こそ読むべき!子育てアンガーマネジメント入門―『子育てのイライラ・怒りにもう振り回されない本 お母さんのためのアンガーマネジメント入門』著:篠真希

イクメンという言葉が大分一般的になった今日この頃ですが、世の男性諸氏、もっと子供にかかわりましょう! 本書を読んでそう思いました。 副題に「お母さんのための」と銘打ってあるのはわかります。それでもなお、筆者がこうした限定的なタイトルをつけた…

前編も本作も、親子ともども読んでほしい!―『Auggie & me three wonder stories』著:R. J. PALACIO

先日読んだ、娘のお下がりの”Wonder”は非常に面白かった。感動しました。涙目になりました笑 lifewithbooks.hateblo.jp 本編はその続編。前作が良かったということで、娘にせがまれて購入したものです。こちらをまたぞろ娘の本棚から失敬して読んだ次第です…

Dr. SeussのBooks Setを大人買い! 孫に読み聞かせをする日は来るのか!?

Dr. Seussってご存じでしょうか。米国の絵本作家だそうで、さる本でも評判を聞き、またブログで紹介されているのも耳にしていました。まあ、機会があったら読みたいなと優先順位は大分低めて構えていたのですが。 で、うちの近くに新古品を扱う書店がありま…

絵入りなら英語でもくじけない!―『Usborne Illustrated Classics』

今年の目標は英語運用能力、とりわけ単語力や表現力、の向上を考えており、古典的な作品を中心に渉猟しています。 ところが先日読んだ『Animal Farm(邦題:動物農場)』が結構単語が難しく、文字ばっかり(本ってそういうもんですが笑)であることに萎えて…

挫折した本です。もう備忘のためだけに。―『子どもの本の歴史 英語圏の児童文学』著:J.R.タウンゼンド 訳:高杉一郎

子どもの本の歴史―英語圏の児童文学 (上) 作者:ジョン・ロウ タウンゼンド,一郎, 高杉 発売日: 1982/01/18 メディア: 単行本 子どもの本の歴史―英語圏の児童文学 (下) 作者:J.R.タウンゼンド,一郎, 高杉 発売日: 1982/02/22 メディア: 単行本 文字通りです。…

英国児童文学作家の自伝。古き英国の学生生活や悲惨な第二次世界大戦の様子を描く―『BOY AND GOING SOLO』著:ROALD DAHL

作品について イギリスの児童文学作家ロアルド・ダール氏の自伝。 幅3cm程度の分厚い洋書で二部構成。前編『BOY』では祖父や父らの思い出から始まり学生時代の懐古、高校卒業後Shell石油へ入社しアフリカへ赴任する辺りまでが語られます。後編『GOING SOLO』…

死の色が濃い。小学生向けではないかも!?―『銀河鉄道の夜』著:宮沢賢治

日本語の拙い中学生の娘用に購入しました。以前、『注文の多い料理店』を読み、所収されている作品には自然との一体感が描かれており感銘を受け、面白かったからです。 本作『銀河鉄道の夜』は寧ろファンタジー系中心の作品で、個人的にはとっつきづらかった…

自意識過剰感がややツラい!?でも失敗のある人生も肯定するポジティブ作品―『永遠の出口』著:森絵都

何気に評価の難しい作品だと思います。 ティーン向け(それも女子)であれば、まあオッサンの私自身が読むのが間違っているのかもしれませんが、主人公の自意識過剰感が男性の読み手としてはけっこう萎えました。ただ最後に救いは来ます。 女子っこういう風…

英語多読の入り口に。内容は相当優しめ―『The MAGIC FINGER』著:ROALD DAHL

先日マチルダという作品を読んで、おっさんのくせに相当感動しまして、同じ作者の本を娘の処分書籍の中から発見、読んでみました。 はい、こちらはマチルダとは打って変わって、とてもシンプルなお話で、ものの一時間で読み終わる小品です。 魔法の指を持つ…

大人も十分に楽しめる児童小説!映画版はお勧めしづらい・・・―『MATILDA』著:ROALD DAHL

作品について イギリスの児童作家として有名なるロアルド・ダール氏の作品。 守銭奴中古車ディーラーの家に生まれた天才児マチルダ。1歳半で完璧なスピーチをこなし、3歳で新聞を読む程であったが、親には恵まれない。父親からは嘘つき呼ばわりされ、母親か…

児童書を英語で楽しもう!勇敢な女の子と巨人が英国を救う!―『The BFG』著:ROALD DAHL

作品について イギリスの児童作家として有名なRoald Dahl氏の作品。 孤児院で暮らすSophieは、ある晩巨人の国に誘拐されてしまう。誘拐した巨人は、実は、気が優しく人間の言葉がちょっとわかるBFG(Big Friendly Giant)。聞くと、巨人の国ではBFG以外は人間…

ある意味サイコな小学生とその家族の話(英語の童話)―『GEORGE’S MARVELLOUS MEDICINE』著:ROALD DAHL

概要 映画『チャーリーとチョコレート工場』や『BFG』の原作者としても有名な20世紀のイギリスの児童文芸作家Ronald Dahlの作品。本作は小学校低学年程度向けと思われるが、単語はともあれ文法が平易であり、英語学習の入り口にも適していると思われる。 感…

たまにはほっと息抜きしたいあなたに、自由すぎる中学生のお話を!―『宇宙のみなしご』著:森絵都

概要 直木賞作家にしてティーン小説では大家と言っても過言ではない森絵都氏の作品。本作で野間児童文芸章を受賞。今回もさっぱりとした性格の女子中学生が主人公。 感想 中学生が主人公の小説、というと意外に思い浮かばない。私が中学生の頃だと、『僕らの…

書くことによるカタルシス、あるいは共通感覚の発露―『土佐日記(全)』著:紀貫之 編:西山秀人

感想 ―「男もすなる日記といふものを、女もしてみむとてするなり」 この、あまりに有名な一節から始まる土佐日記。多くの人が教科書や受験勉強の最中で出会ったことがあるのではないでしょうか。 本作品は平安時代の歌人紀貫之が女性のふりをして書いた日記…

1000年前のナンパ日記!?でも音読がおすすめ―『伊勢物語』編:坂口由美子

中三の息子に伊勢物語くらい読んどけよと、一緒に勉強する為にと買ってみたのですが、先ずは親が読んでなきゃ強いこと言えねえな、と音読もしつつ読んでみました。 メインは色男 在原業平のナンパ物語 100篇以上の小話からなる伊勢物語ですが、メインのお話…

癖も少なくなかなか良い-『ユーキャンのボールペン字練習帳』

ユーキャンの 実用ボールペン字練習帳 第4版 作者:鈴木啓水(監修・手本) 発売日: 2019/05/23 メディア: 単行本(ソフトカバー) 字がすこぶる汚い中学生の息子にやらせてみようと思い購入。 一回転では字は綺麗になりませんでしたが、以下の点が気に入りまし…

中学生の息子が日本の高校に進学したいと言い始めまして・・・-『いっきに極める国語② 小学4-6年の漢字』

いっきに極める国語小学4~6年の漢字 作者:なし 発売日: 2014/01/21 メディア: 単行本 海外で暮らしています。私はそのまま海外で暮らそうと考えていますが、中学生の息子は日本の高校に行きたいといい始めました。青天の霹靂です。 息子は小学校3年から海外…

私の娘の母親は一体誰なのか?-『カッコウの卵は誰のもの』著:東野圭吾

カッコウの卵は誰のもの (光文社文庫) 作者:東野 圭吾 発売日: 2013/02/13 メディア: 文庫 かつてWOWWOWでドラマ化されており(主演:土屋太鳳)、私はそちらを先に見ていました。今回は中学生の息子に読書をさせるため、読む本を半強制で選ばせてみたところ…

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