昨年から引き続き今年も聖書にチャレンジの年にしていきたいと思っています。
昨年は所謂解説書が多く、何だか聖書の中心で円を描きながらうろうろするばかりで、核に「ズバ」っと進むことが出来ませんでした。
新年を迎え何とかその核心に至る一歩を踏み出すことが出来たと思います。
そしてなんとか創世記については読み終えました。今回は所謂モーセ五書のそれぞれの「書」ごとに、読後振り返りたく思います。
間口がひろい
創世記とひとことで言いますが、そのカバレッジはかなり広かったです。
ザックリとコンテンツを振り返れば、
・天地創造
・カインとアベル(初の殺人)
・イサクを献納するアブラハム
・オナンの小噺(オナニーの語源)
・ヨセフと兄弟との確執、エジプトでの成功
等があります。
これらは、日本でもところどころで語られ、部分的に知られているところだと思います。
感じたこと
でですね、感じたことなんですが、そこまで多くはありません。
これまでも類書を相応に読んでいたせいか、ああ、あれね、という感じですんなり読めたと思います。
新しい発見は幾つかありました。
・アダムとイブの子どもにはカインとアベル以外にもう一人いた。その名もセト(第四章)。その後の系譜については言及なし。では記述される意味合いは?
・他民族には容赦ない。ディナの凌辱と結婚のために申し出てきたた異部族のハモルとシケムだったが、当該部族の全男子が割礼すれば許すとの約束も、割礼した後皆殺しに(第三十四章)。きっつー。
言葉は良くないのですが、イメージとしては周囲からみて「閉じている」という印象です。
本当に印象で語っているのですが、毒親に育てられ価値観がちょっと他人と違う子ども(民族)、みたいな印象がまずは創世記の読後です。
おわりに
ということでまずは創世記、クリアです。
なお本書の通読に当たっていは理解をより深めるため『コンサイス聖書歴史地図』を片手に読みました。聖書の登場人物は中東をこれでもかと動き回っていることが分かります。
評価 ☆☆☆
2024/01/21