マクロを初めて見たときの驚き。
んぁぁあああー、すごい!なんだかよく分からないけどすごい。もう画面がババババってなって最後にポンと結果がでる!自動で処理してる!
仕事でシステム開発に携わった経験のあった私でもすごいと感じました。
自分もできたらいいなー、と思ったものです、その時は。でも面倒だし、直接の仕事とは関係ないし、そんな暇ないし、と、うっちゃって十数年。
システム開発から離れるも、データ集計のような業務に従事し、なんだかコピペとかピボットとか毎月の同じ作業に倦んできまして、そうかマクロでも、と思い、書店で当時平積みになっていた当書を購入。外装がシンプルで素敵だったんです笑。
この本でいいなと思った3点。
- ビジュアルが綺麗
- 分岐や繰り返しなど命令ではなくて処理やロジックでの章立
- 例文ソースの一行一行に処理の意味を書いてくれてている
まず、ビジュアルについてですが、ページの半分程度は常にイメージですので、文字だけの本よりも想像がつきやすいです。会社や家でPCを起動させていなくても読み進めやすいと思います。
次に章立てが処理ロジック毎に校正されていること。たまにコマンド辞典のようなマクロ入門書があったりします。あれはあれで良いのでしょうが、変数を定義して初めに0をセットしてそれをカウントさせていって、、、のような繰り返し処理はこの本のように教えてくれるとありがたいです。あと、章立ての点でいうと、”77 マクロの処理を高速化する”に記載のあったScreenUpdatingコマンドは役に立ちました。作ったマクロが10数秒は早くなりました。
そしてソースの右側に処理の意味を書いている!多少なりともこうしたプログラミングに足を踏み入れたことがある人なら、その処理の意味がわからず不満の声を漏らしたことがあると思います。もちろんこうした注釈があっても100%いつでもわかるわけではありませんが、注釈の有り無しとでは理解度が遥かに違います。
すこし残念だったのは、ほんのつくりが、辞書と参考書のどちらに行くか中途半端な点でしょうか。折角処理ロジック毎の章立てになっている割にはコマンド説明が正確で引数が多く設定できるものとかは見づらかったです。入門書として腹をくくって誤解を恐れずに簡便な作りにして、続編でしっかりしたがちがちの辞書みたいなものを作ったらもっと売れたかもとか想像してしまいました笑
また、本の題名がやや誇張気味かなと。確かに3時間の仕事がマクロを使えば3秒で終わるかもしれませんが、マクロを作るのに10時間も20時間もかかるかもしれません。そうした苦労が必要なのは常識的には理解できることかと思いますが、題名はあまりに即物的で現金に感じました。現実はそこまで甘くはありません。
ということで、ややとっつきにくさはありますが、初心者の勉強には悪くないと思います。一度通読してざっくりとマクロの内容を理解し、次に辞書として机のわきに置いておく形で使うとよいと思います。マクロを作るようになって半年以上使わないなら大分慣れたということか使う必要もないということでしょうから処分してしまってよいでしょう。
評価 ☆☆☆
2019/11/19
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