海外オヤジの読書ノート

中年おじさんによる半歩遅れた読書感想文です。今年はセカンドライフとキリスト教について考えたく!

ある意味サイコな小学生とその家族の話(英語の童話)―『GEORGE’S MARVELLOUS MEDICINE』著:ROALD DAHL


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概要

映画『チャーリーとチョコレート工場』や『BFG』の原作者としても有名な20世紀のイギリスの児童文芸作家Ronald Dahlの作品。本作は小学校低学年程度向けと思われるが、単語はともあれ文法が平易であり、英語学習の入り口にも適していると思われる。

 

感想

 娘が小学生だった時に読んでいた本(日本語が覚束ない子です)。簡単な本でお勧めはないか?と聞いたらこれでした。うん。すらすら読めたし、まあ単純に面白かった。

 

 あらすじを粗く粗く言うと、少年とおばあちゃんの話です。安楽椅子に座りっぱなしのおばあちゃんは性格が悪く、ジョージにいつも口汚くしゃべっています。ある日ジョージは両親が外出して居ない時、おばあちゃんに仕返しをしてやろうとしますが。。。

 

こんな感じの話です。

 

 最後の終わり方がなかなか衝撃的で、予想できない終わり方でした。あたかも子供が作った作文のような、え?という終わり方。物語的にはその奇想天外さは評価できます笑 一方、この終わり方は見方によってはなかなか残酷な終わり方なので、結構衝撃を受けます。

 

中学卒業適度の英語で読めると思います

 英語に関しては、非常に平易です。文法的には中学校卒業程度で読めると思います。イギリス英語らしく、所々で倒置文が出てきますが。米国流のPlainな感じよりも、より品位を感じさせる文体かと思います。

 単語は所々わからないものが出てくるとは思います。ただ文意は平易ですので、大枠をとらえてすらすらと読めると思います。90ページほどの短い作品です。私の場合一日15分で一週間かからなかったくらいです。

 

評価 ☆☆☆

2020/08/15

 

George's Marvellous Medicine (Dahl Fiction)

George's Marvellous Medicine (Dahl Fiction)

  • 作者:Dahl, Roald
  • 発売日: 2016/04/26
  • メディア: ペーパーバック
 

 

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