海外オヤジの読書ノート

中年おじさんによる半歩遅れた読書感想文です。今年は世界史と英語を勉強します!

基本が分かる中級者向きか。気になる箇所を取り入れて!―『スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン 人を引き付ける18の法則』著:カーマイン・ガロ 訳:井口耕二

 本友達が紙袋にどさっと本をいれて貸してくれました。その中の一冊です。どんな意図でかしてくださったのかは不明ですが・・・笑

 


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 私、趣味と実益を兼ねて、5年程前から英語スピーチクラブみたいなところでスピーチをしております。故に、おおむね話の構成やどうすれば聞いてもらえるかということについては理解しているつもりでした。

 

 それでも、本書で新しい学びを発見することができました

 

 例えば、「シーン6 敵役を導入する」「シーン9 数字をドレスアップする」「「ビックリするほどキレがいい」言葉を使う」などは私にとってはヒントになりました。

 敵役というのはいわば現状の悩みや課題点であり、そのソリューションとして自分の主張・製品などが登場しますが、そうした善悪二元論的に組み立てろ、ということ。数字のドレスアップは、ある数字に現実味を持たせるため、東京ドーム○○個分(広さの形容)とか地球●周分(長さまたはスピードの形容)など身近なものに置き換えることです。キレがいい言葉というのは、シンプルで短くキャッチーな単語を使うということ。

 

時間との兼ね合いについては言及なし

 ただですね、いちいちごもっともなんですが、やはり完成度と時間は大概トレードオフの関係にあります。なので、どこまでやるかは悩ましいところです。

 私は業務上は社内プレゼンしかしませんので、どのあたりが合格点かを勝手に想定して、概ね伝わる程度の水準以上の完成度は求めません(イマイチと感じても伝わるなら敢えてそのままにします)。

 しかし、これが社外向けのコンペでゼッタイ落とせない等であるならば時間をかけるにしても事前にスケジューリングしつつ社内でのデモもしつつ、ファインチューンが必要でしょう。加えて言えば、プレゼン作成者はこうして懸命にやっていても大抵偉い人の鶴の一声で180度方向性の異なるセンスのないものに仕上がることもあったりします。

 ということで、こうしたドラマティックな演出はプライベートでのプレゼンか、あるいは気心の知れたチームでしか活用できないことになりかねません。

 そういう意味では、どこまで使えるかというとなかなか難しい・・・。

 

おわりに

 人に思いや主張を届けるのは実に難しいことです。これは外国語、日本語にかかわらず難しいと思います。

 時に疲れて、人にわかってもらわくてもいいやと思う事もありますが、やはり分かってもらうということは存外にうれしいものです。

 世代も言葉も時代もあらゆるものが変わる中で、伝える努力というのは常にしなくてはならぬと改めて感じました。ただ、個人的にはスティーブ・ジョブスはやりすぎ笑 というか、彼の仕事の重要なパートだからここまでやったのであり、普通の平民サラリーマンは参考程度にとどめて良いのではと感じました。

 

評価 ☆☆☆

2021/06/17

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