海外オヤジの読書ノート

中年おじさんによる半歩遅れた読書感想文です。今年は会計と英語を勉強します!

おすすめしづらいアーユルヴェーダ健康本―『毒を出す食 ためる食』著:蓮村誠

 以前スリランカに旅行に行ったとき、あー、アーユルヴェーダやってみたいなぁと思いました。自然というかナチュラルな雰囲気、ヒンドゥとかの宗教・神話・文化的な香りも嫌いでないし、と。ただその時は子どもも小さく放っておくこともできず、アーユルヴェーダも合宿みたいに数日間こもらなくてはならないということで断念しました。

 


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 そんな個人的な思い出に私をいざなったアーユルヴェーダ本ですが、個人的にはおすすめしづらいと感じました。

 

 本作、食材についてバッサリ二分法で「うそ」「本当」という分け方をしております。私は独断的な判断が好きではなく、さらに「うそ」という言葉遣いにとても攻撃性を感じてしまい、読んでいて拒否反応が若干出ました笑 世界は多元的であり物事は多角的にとらえられる、というのが当方の信念です笑

 

 それから、せっかくならばアーユルヴェーダ的な思想・背景に労力を割いて説明していただければ、より理解できるものになったかと思います。ああだから玉ねぎは毒なのね、とか。つまり我々の常識の世界と、本作のベースとなる考え方との橋渡して的な説明があれば本作の内容も理解しやすいのではと思いました。こうした前提知識や説明がないと、いきなり急に「え?それ間違ってますけど?」と上から言われた感じをうけます泣

 

 それと、筆者はお医者様なので、折角ならばもっと日常の臨床での事例がアーユルヴェーダ的に説明できるトピックが多ければ、ああ、なるほどと思えたかもしれません。

 

 あんまり批判すると感じが悪いので良いところも笑。

 本の数ページですが、アーユルヴェーダ的なエネルギーのとらえ方、体質の考え方などは私にとって新しい考えでした。体質(ヴァータ、ピタ、カッパ)、活性(ラジャス、タマス、サットヴァ)、エネルギー(アーマ、オージャス、アグニ)とか。全て三つに分かれていますが、三位一体の影響を受けているのかとか、でもアレキサンダー大王の東方遠征の時はまだキリスト教もできていないしとか、しょうもない夢想をさせていただきました笑

 あと体質チェックテスト等がついているので、アーユルヴェーダにドはまりしたい方、ドはまり中の方には役に立つのかなと思いました。

 

おわりに

 本作は数年に一冊程度しか本を読まない家内の、貴重な積読本から拝借したものでした。家内曰く、タイトルで買ったそうです。

 結果としてはアーユルヴェーダとか民間医療にドはまりしている人以外にはおすすめしづらい内容かと思いました。

 

評価 ☆☆

2021/06/24

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