もうこれ虐待に近いのかもわかりませんが、中2の娘に毎月1冊本を読ませています。ページ数を日数で割って、1日どのくらいまで読めば終わるかとかカレンダーに書き込ませます(こんなんしたら面白いものもつまらなくなるかもしれませんが。。。)。まあ3か月やってギリギリ2か月はきちんと読んでくれるくらいですが。
で東野圭吾氏。
彼の本は、本嫌いの長男が本を読むきっかけになったものなので、二匹目のどじょうをという事で娘にも薦め始めました。次回娘が「次はミステリーを読んでみたい」と希望が来たら渡せるように、下読みをしてみました(自分から作家を探すつもりは全くないようです)。
物理学准教授のガリレオ先生こと湯川が活躍するシリーズ第2弾。
本作も前作に続き5編の短編からなる作品。
(こちらでも小気味良いって表現しています。ボキャ貧申し訳ありません。余程スムーズに読めたのでしょう)
怪奇現象、超常現象ともつかぬ不思議を冷静に解いていく様は相変わらず気持ち良くサクサク読めます。
20年程前の作品なのでちょっと古いのですが、内容は全く色褪せず。普通に面白い。
ただ、5編のタイトルが当て字になっており、そこが少し時代?というか今はこういうネーミングはやらないなあと思いました。因みにこんな感じ。
第1章 夢想る(ゆめみる)、第2章 霊視る(みえる)、第3章 騒霊ぐ(さわぐ)、第4章 絞殺る(しめる)、第5章 予知る(しる)
どうでしょう、少し時代を感じませんか。
こういうの見ると、おっさんも悪乗りして何か作ってみたくなります。「バズる」って漢字で当て字にしたら「目散る」(注目+拡散?)かな、とか、「炎上る」って書いてどう読ませようかとか、しばしつらつら考えて時間無駄にしました笑。
ということで、超常現象系ミステリでした。
ちょっと疲れた時に息抜きにピッタリ。楽しく読ませて頂きました。
評価 ☆☆☆☆
2021/11/26