皆さん、こんにちは。
引き続き部下をどうやって自律的で探求心あふれる私のような(!)ビジネスパーソンに仕立てるかのヒントを得るべく、本書を手に取りました。
ただ、最近、50を前にして1000問の自己分析を絶賛断行中で、自分の切れやすさ・感情的な性格を認知しつつあり、あれ実は俺が問題なだけじゃね?(だから窓際なんだよ)、という気もしてきました。
はあー、対人関係が苦手で自営になる人っていないのかしら? いたら話が聞きたい・・・。
はじめに
タイトルの通りですが、会話にフォーカスをして部下を伸ばそうという本。
かなりためになりました!
相手の真意を探る会話術
個人的には「〇〇は9割」「〇〇がすべて」みたいな本は嫌いなんです。
これだけ考えが多様化しているのに、絶対とか言われるとなんか腹が立ってくるんですよ!
ってまあ、そんなおっさんの戯言は別として、本作の内容はかなり良かったと思います。
本作は、会話術で部下(相手)をリードしようという、というのが端的に言うと言いたいことだと思います。その心・根底にあるのは、共感や「相手はほんとうは何が言いたいのかな」という想像力を持つことです。
それを会話術でより具象化する・言葉にさせることでコミュニケーションをスムーズにしよう、という話です。
人間力爆上げの細かいテクニック
具体的には、
承認する、傾聴する、復唱しつつ会話を深める、相手目線で考える(再現ドラマ的に自己認識する)、相手の真意を考える、「コントロールできないもの」は会話で取り扱わない、ただただ聞くだけが必要な時もある、フィードバックを周囲から得る(「良いところは? より良くする部分は?」など聞き方も気を付ける)、などなど。
付箋を付けていた部分を羅列しただけだと伝わりづらいのですが、細かいテクニックは日常の会話に生かせそうな気がします。
というかですね、こういう会話・態度を常にできる人はきっと異性からもモテモテになると思います。途中からなんだかナンパ指南の本でも読んでいる気になったのも事実。そしてこれらがすべてできれば、聖人君主のような上司にもなれそうです。
はあ、私にはむりぽ。
おわりに
ということで会話で部下を導く本でした。
全てを真似するのはハナから諦めますが、繰り返し読んで、生活に生かしてゆきたいと思います。
評価 ☆☆☆☆
2024/06/09