海外オヤジの読書ノート

中年おじさんによる半歩遅れた読書感想文です。今年はセカンドライフとキリスト教について考えたく!

マクロの解説はなかなか珍しい |『Outlook ビジネスメール効率化&自動化の教科書』伊賀上真左彦

皆さん、こんにちは。

ひと月に2冊程度を目標に、自分の業務の効率化につながるような書籍を読む努力をしています。

これは、業界知識や関連業法の確認であったり、昨年うっかりできてしまった部下の育て方だったり、あるいは今回取り上げるようなテクニカルなものだったりします。

その根本には、自分の業務を一秒でも簡単に効率よく終わらせて、自分の時間を持ちたい、というものがあります。

 

自分の雇用形態や立場からして、昇進できるという見込みがないと悟ったことで、さらに効率化への意欲が高まりました。

 

自分の体もガタが来つつあったりすることを考えると、今のうちにやりたいことをサクサク計画・実行したいなあと考えています。Wish Listの実行はお金もかかるので悩ましいところですが。。。

まあこれが精いっぱいの窓際族的ルサンチマンの肯定的消化であります。

 

はじめに

むしろマクロ初心者向けのマクロ教科書か。大量なメールをバルクで捌く必要がある方には適しているかも。

 

つくり

アウトルックでの手間や、メールを書くときの手間をどうにかして減らしたいと思い購入しました。特に効率化・自動化というタイトルに魅せられて購入。

 

前半はアウトルック操作・メール作成にまつわる効率化のテクニック、後半はマクロについての解説という大きく分けて二本立てでありました。

 

前半のテクニックは普通かな

前半の効率化テクニックは、まあ普通、でしょうか。アウトルックのショートカットやアーカイブ等、やれば効果のある手法がきちんと解説されています。

但しですね、本書は結構分厚いんですよ。故に、レファレンス的に使うという使い方なのかもしれませんね。

 

ちなみに私は、本書を読む前に「アウトルック最速仕事術」という書籍を読んだのですが、そちらの方が薄くて手に取りやすく、分かりやすかった印象です。

 

マクロの解説は特徴あるかな

他方、マクロの解説は特徴的だと思いました。

当方はシステム開発の経験があるので、見よう見まねでVBAがいじれるようになりましたが、本書のように、VBAを一から説明しているのは珍しいのではと思います。しかもこれ、Outlookを業務で使うという前提で、Excelで書くことを第一に教えているのです。

 

さらに、アウトルックで特徴的なオブジェクトを説明し、どのように使うのかを具体的に述べています。

 

あ、あと、Excelから起動するのではなく、OutlookのアプリケーションからVBEを立ち上げ、そこに直接コードを書き、マクロを走らせる方法について書いてあるのも面白いなあと思いました。

 

惜しむらくは、うちの会社の環境がOffice365で動いており、Excelで書いたコードがうまく機能しなかったことです(マクロは、使用禁止になっているローカルのOutlookを立ち上げようとし、そこでエラーとなる。私が使っているシンクライアント上のOutlookをマクロで立ち上げることができない)。

まあこれも調べれば解決できるのだろうけど、どれくらい時間がかかるか分からず、また大量にメールを捌く業務に従事しているわけでもないので、(使えればいいのですが)ひとまずOutlookでのマクロ使用は後回しにしたく思います。

 

おわりに

ということでOutlook効率化の本でした。

大量の定型メールに苦慮しておりマクロを使って解決したいという方には最適な本かと思います。一般的なOutlookの操作テクニック・効率化なら上記の「アウトルック最速仕事術」の方がお勧めですね。

でもいつか、Excelからマクロを走らせOutlookに自動で繋がる環境を作りたいなあと考えております。

 

評価 ☆☆☆

2024/05/30

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