皆さん、こんにちは。
そこまで離れていないとはいえ、東南アジア辺境で暮らすと、日本語の本に不自由することになります。
もちろん入手は可能です。ただ、どこまでコストを許容するかということで、シブチンな私の性格かつ子どもたちの学費がピークに差し掛かろうとしている昨今、浪費(に見えるようなこと、妻目線で)は厳禁であります。
となると、手元に残った本を少しずつあたることになります。
積読してある本。読もうと思って目の前に置いておくも、数ページ手繰り、静かに本棚に戻した本。実家から持ってきて、10年以上そのままの本。
でも、そういう本を読むのもいい機会です。
それはそれで味わって楽しみたいと思います。
はじめに
本作、もうタイトルで書いてある通り。
金融、証券、経済のワードを「半沢直樹」作品から引用し、これを解説したもの。
なお解説は櫻沢健さんという方で、どうやら池井戸氏とは知己、メガバンク勤務約30年ということです。
銀行、証券、経済系の用語解説集
ということで、本作は、銀行証券業務、あるいは経済系の用語の解説集です。
既に金融系にご勤務の方はもう既知の事項が多いと思います。私も20年程度業界におりますが、かなり初歩的な知識であると感じます。
ある意味、学生さんや、金融業以外の業種で、日商簿記、FP、証券アナリストなどを勉強している方などには副読本として有用かもしれません。
なお、池井戸作品を一層楽しむのであれば、『オレたちバブル入行組』『オレたち花のバブル組』を事前に読むこともおすすめします。あ、でも上記以外にも池井戸作品への言及もあります。
おわりに
ということで90%以上は櫻沢氏の作品でありました。
貰い物の本でしたが、まあまあ楽しめました。
評価 ☆☆☆
2025/01/23