海外オヤジの読書ノート

中年おじさんによる半歩遅れた読書感想文です。今年もセカンドライフ等について思索したく。

2025-01-01から1ヶ月間の記事一覧

諸文明とその連関の地球史。より世界史を理解したい方へ |『世界史(下)』ウィリアム・H・マクニール、訳:増田義郎、佐々木昭夫

皆さん、こんにちは。 旧正月が始まりました。 うちでは恒例の家内の実家でのお食事会にお邪魔したり、あるいはその親族のおうちのOpen Houseみたいなのにお邪魔したりで、なかなか疲れます笑 皆さん英語が喋れないわけではないのですが、基本は広東語。他方…

歯止めがかからない元モデル妻に、人間らしさを認める |『眠れるラプンツェル』山本文緒

皆さん、こんにちは。 旧正月ですね。私の居住国も多くの華僑がいらっしゃり、先週末から道路がすき始めました。 田舎出身の同僚も、我先にと有休をとり、田舎に戻っていきました。 こういう『家』中心、『正月』絶対主義、こういうのは日本ではほぼ失われた…

経済・金融について自信がない人には良いかな |『「半沢直樹」で経済がわかる!』池井戸潤、櫻沢健

皆さん、こんにちは。 そこまで離れていないとはいえ、東南アジア辺境で暮らすと、日本語の本に不自由することになります。 もちろん入手は可能です。ただ、どこまでコストを許容するかということで、シブチンな私の性格かつ子どもたちの学費がピークに差し…

預言?じゃれ合い?神と人間の相互依存的預言書 | 旧約聖書 イザヤ書 『聖書 新共同訳』

皆さんこんにちは。 私の聖書読破計画も、はや二年目。されど未だ道半ば。 そして昨月から足掛け二カ月でやっとイザヤ書を読了しました。つらいよう。 イザヤって? 度々思うのですが、大体、聖書の〇〇書、ってのは人の名前。 では今回のイザヤ書のイザヤっ…

奇譚にふさわしいシュールさ。読み口も村上テイストもライトめ。 |『東京奇譚集』村上春樹

はじめに 村上春樹氏2005年の作品。5篇からなる短篇集。 シュールで微熱的な、得も言われぬ魅力のある作品集だと思います。 「偶然の旅人」が一番良かったかな 一番のお気に入りはやはり、巻頭を飾る「偶然の旅人」。 ゲイの調律師が、オフの日に郊外のショ…

静謐とシュール、味わい深い短篇集 |『夜明けの縁をさ迷う人々』小川洋子

皆さんこんにちは。 読了してから時間が経ち、想いを綴るのが面倒になる。あるいは「これを書きたい」と考えていてからバタバタして、書く気持ちが冷めてきた。 そういう事、ありませんか? ということで私、今それであります。 簡潔でさっぱりと端的に書く…

ご自身の仕事・人生を考えるきっかけに |『「仕事ができる」とはどういうことか?』山口周/楠木建

皆さん、こんにちは。 昨年末の話。 遥か遠い東京の本部で開催された役員様の講話のビデオをうっかり見たらこれが意外と良かったという話です。 私のようにアジアの辺境におりますと、本部に対しての不感症・必要以上に斜に構えてしまうことがしばしばです。…

圧倒的密着度で描く、戦争最後の日 |『日本のいちばん長い日』半藤一利

皆さんこんにちは。 そういえばこの前、勤める会社のアニュアルディナーというものに参加してきました。 一年間お疲れ様、という社員を労うようなディナーで、ラッキードロー(福引き)があったり、ナマ演奏があったりという、言わば宴会、ですね。 数年前は…

連続殺人の行く末は。刑事の心の傷と、関係者の心の傷たち。人間の暗部よ。 |『あなたが消えた夜に』中村文則

皆さんこんにちは。 年末に子どもたちとZoomしておりました。すると今春高校三年になる娘が突然「留学したいかも」とつぶやきました。 幸い、付属校に通っており、まあ大学にはそのまま行けるのですが、ただでも高い学費に交換留学でしかも2年! 別途大学の…

ピボットテーブルとエクセルマニュアル作業の力業に疲れたあなたに |『Excelパワーピボット 7つのステップでデータ集計・分析を「自動化」する本』鷹尾祥

エクセルユーザ、会社のEUC環境をグチる きっと多くの社会人の方が触ることが有るエクセル。まあ便利っちゃ便利です。履歴書に使えたり、貢献評価シートとして使ったり、まああの「枠」はいろいろ使い勝手がありますね ただ、何ていうんでしょうか。 こと数…

会話のチグハグ感から明るみになる家族の不和と不義 |『Buried Child』Sam Shepard

昨年末、当地の税制で書籍が所得税の課税対象額から控除されることを理由に、新古品の本屋で洋書をドカ買いしました。 ひゃー、思い出すだけでも嬉しい! 読むより買う時の方が刺激が強いですね。それを発売年代順に並べちゃったりして、古い順に読むという…

2024年読書を振り返る(印象に残った8選)

皆さん、明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。 いやあ、年内にポストしようと思いましたが、無念、時間が足りませんでした。 わたし的2024年の最もよく撮れた写真。トスカーナの田園と朝靄(本文とは関係ありません笑) さて。…

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