子どもたちに勉強をやらせるのもいい加減疲れたのですが、ここで放り出したら相手の思う壺!?というか喜ばれておしまいなだけだろうと考え、しつこく子供に合うようなスタイル・方法を模索しています。。。
中高生の親です。
特に上の高校2年の息子がアホ過ぎて、学期ごと下がる成績に感動ではなく恐怖で心が震える今日この頃です。
どうにか愚息のモチベーションを挙げるべく、色々と評価の良さげな勉強本を読んでみました。
「夢を叶えるための勉強法」(鈴木光)・・・総合型入試で東大に入った方。学ぶところは多いものの、スゴ過ぎて真似するのは簡単ではなさそう。
「勉強大全」(伊沢拓司)・・・紆余曲折や自問自答を繰り返し、最後に腹落ちして受験に挑む姿勢は感情移入するところ大。ただし軟弱なうちの愚息は自問自答する強さ・気力がなく再現は不可能っぽい。
・・・いやあ、東大に入る人の気合はすごい、というか真似しづらい(その1/10の気力でも持ってほしいのだが・・・)。とそんな中にあって今回読んだ本作は実にコンパクトで1時間あれば通読できてしまうもの。本当に勉強をするためのテクニックが見開きで1つ、全部で50個ちょい掲載されているものです。
地方出身、東大へ一般入試で入られたということですが、習い事も勉強もどちらも大事にしたいということから徹底的に効率にこだわった生活とテクニックが記されており、できるだけ楽をしたいという愚息がこれなら参考にするのでは?とおぼろげな期待を寄せています(これから読ませます)。
特にいいなと思ったのは、「「勉強」と「休憩」をスムーズに切り替える方法」(P.96)、「ゲームやスマホの使用にはルールを作ろう」(P.98)、「「勉強しなさい!」に折れない心の作り方」(P.112)、「失敗しても一度きりで諦めないことが大切」(P.128)、などです。他にも私自身の勉強・仕事にも応用できそうなテクニックもいくつか。
そして、特筆すべきは、どれも勉強弱者?の視点から書かれており、とにかく最初の一歩、Baby stepを踏み出す方法にこだわっているように感じられ、そこが非常に好感がもてました。このあたりのスタンスは「ダメ男ですが学びたいんです」という雰囲気の『独学大全』(読書猿)と相通ずるところがあります。
おわりに
ということで、たまたま読んだ東大王の勉強本3冊の中では一番うちの子に合いそう(少なくとも読んでくれそう)な本でした。短いページ数(全160頁ほど)、見開き2ページで1項目等々、コンパクトになっていることもあり、中学受験を目指す小学生から読める良本だと思いました。もちろん、高校生・社会人でも参考になるところ大です。
評価 ☆☆☆☆
2022/08/09