子どもが就活だってよ
近年、子どもの就活に親が口を出す、親向けの企業説明会などもあるという話を聞くようになりました。はあ、こりゃ世も末だよ、モンペだよモンペ。てか子ども・学生はどうなっていんだよ。自分の人生に親にちょっかい出させてさ。それでいいのかねえ?俺の時はそうじゃなかったよなあ。。。
と、いつの間にか昔を懐かしむうざい中年になり下がっていました。
そして今年、2026年秋、我が家の愚息は大学三年。サークルの最後の大会も負け、そろそろ就活じゃないかとwebexにて事情聴取。
私:「で、どう? 始めてる?」
愚息:「うーん、始めてはいるけど。」
私:「どんな感じ?」
愚息:「てか、幾つか練習で申し込みしてみたんだけど、SPなんとかっていう試験が通らない。」
私:「ああ、SPIね。あれは最低限の関門だからしっかりやってよ。で志望業種とかは?」
愚息:「うーん、よく分かんない。とりあえず、大きいところだけ。業種はまあ、コンサル・商社・エネルギーとか?」
私:「・・・」(あまりの視野の狭さに絶句)
その後、かみ合わない会話が数十分続きました。
親として感じたのは、こいつ全然本気だしていない・考えていないということ。プラス、きっとなめているということ。
中学卒業と共に親元から離れて暮らしていたことや帰国生であることも影響してか、ここまではスルッと上手く進んでこれてしまった息子。今回も同じような態度で臨んでいるように見えます。でも受験と就活と比べたらやはり就活のほうが大事な気がします。もっとコミットして欲しい。
ということで、私の親の面倒ということで来月一時帰国をしますが、同時に愚息の就活のサポートが出来たらと幾つか本を渉猟し、寄り添ってみることにしたという話です。
で、結局就活に親がでしゃばるかねえと冷ややかな目で見ていましたが、自分がそういうしゃかりきな姿勢で子どもの就活に参加しつつあるのかもしれないなあと思ったのでした。
Amazonで幾つか見繕ってみて2冊注文し、その一冊がこちら。
概要
本来四季報というのは株式投資用に、上場会社の情報をまとめたもの。
で、本作は四季報よりやや俯瞰的な視点で会社を含めた業界、地域などを詳しくまとめたもの。
就活目線を意識
子どもの就活用に購入したのはありますが、実際に読んでみて、学生の気になる情報をちりばめているように感じました。
飽くまで業界地図、業界の詳報でありますが、見開きで1業界を扱うのなか、右側の欄外に有力企業の平均年収と平均年齢などを書くとか。ここ、業界の名前が右上にあるとして、次に目がいく(いきやすい)ところかと。
また、冒頭に注目業界・業種というページが20ページほどあり、業界天気予想や関連業界、なぜ注目で時事情報とどう関連しているのかが詳しく書かれています。
加えて、見開きの左下には働く人の口コミというものがあり、これもまた学生を意識しているなあというのも感じました。
ただ、書かれているコメントはありきたり。プラスマイナスひとつずつコメントがあるのですが、プラスの話は大体が任せてもらえる、やりがいが持てる、ワークライフバランスがとりやすい、です。マイナスの話は大体その反対で、体質が古く前例主義、客の状況によって休日でも仕事が入る(=ワークライフバランスが保てない)とか。
まあ、楽で儲かる仕事なんてないわけで、特に若い間は辛いこともあろうかと思います。ならば本人が納得して入る以外にないかと。で納得するためには、納得するだけの時間とエネルギーを使う以外ないのかなと。これは受験やスポーツの競技会への準備と一緒ですね。
その他
業界ごとに出ているので、商材が複数業界にまたがると、幾つかのページで目にする企業がでてきます。そういうものに気付けるのはよいと思います。
一部業界は世界の趨勢も書かれており、日本のマーケットの一位でも井の中の蛙に過ぎないというのも分かりました。
おわりに
ということで業界地図でした。
これで愚息に何がアドバイスができるということはありません。私自身、難しいな。ってか細かすぎて読めねえよ、と感じました。
むしろ気になるところをつまみ食い的に眺め、そこで気になる会社・関連業界について調べるという辞書的使用がふさわしいのだと思います。
業界の主力プレイヤーの合併の歴史なども一部でており、へぇーと眺める部分もありました。
子どもが就職したら、今の会社を辞めて別の仕事してみたいなあーとぼんやり考えているので、その点でもちょびっと参考になりました。
評価 ☆☆☆
2026/09/18

