皆様、こんにちは。
旅行に出ていて感じるのですが、普段より疲れます。まあ、遊んでいて疲れるとか言って生意気な話なのですが。
考えれば、自宅勤務だと8時45分の始業ですから8時過ぎに起きても問題なし。終業17時45分ぴったりにPCをシャットダウンすることも可能。
対して旅行だと朝は5時起き6時起きは当たり前だし、帰りだって午後7時とか8時とかよくある話。要は活動時間が長いわけです。
当然のことながら、読書時間は減少していきます。
ということで、今回は旅行に資するかもと読み始めた作品。
ムック本的な印象はありましたが、なかなか良かったです。
ひとこと
マジでわかりやすい古代ローマ入門。
構成がよろしい
旅行の参考にと読み始めました本書ですが、なかなか良かったです。
特に構成に工夫が凝らされていると感じました。
片側1ページはトピックについての記述、そしてもう片側1ページは簡易にヴィジュアル化したページ。
文章も十分わかりやすいなか、その後の絵で頭に強烈インプットしてきます。
世界史学習のサポートになるか
とするとやはり考えるのは、「これって世界史の勉強に使えないか」ってことです。
私自身は世界史を高校時に勉強しなかったので保証の限りではありませんが、ローマ史で出てくるトピックでいえば、パンとサーカス(コロッセウム)、食べては吐く食習慣、当初武具が配給されなかった点(自然と貴族しか武力にならなかった点)などはトピックになっていました。
はい、これでは全く足らなそうですね笑。
共和制と帝政、五賢帝等の政治史はすっぽり抜けております。
それでも興味深く読めるのは、奴隷の扱いに多くの紙面を割いていること(奴隷との性生活、奴隷同志の結婚等)。また軍隊の仕組みついても詳述しており、興味を引きました(恩給は25年の奉仕を経てから。傷病時は勤労期間に応じて調整。奉仕期間中は結婚不可。採用基準では身長は173cm以上等)。
おわりに
ということで構成に工夫の見られた古代ローマ入門でした。
単純に古代ローマに興味がある方以外に、このあたりの世界史に苦手意識がある方、逆に得意でもっと知識を得たい方などにはおすすめできる作品だと思いました。
評価 ☆☆☆
2024/01/26