皆さん、こんにちは。
突然ですが、来年から少し楽器でも再開しようかなと考えています。
読書は好きなのですが、ゆくゆくは目も更に見えなくなると考えています。網膜剥離とかやったし、目はあまり良くありません。ひょっとしたら失明とかもあるかも?
で、目が見えなくても指くらい動くじゃん?という何とも愚かな考えです笑(レイ・チャールズかよ) 50から少しずつ始めたら20年間やったら結構なところまで行けるんじゃね?みたいな。
ただもう学生の時みたいに若くもないし時間も体力もないので、どうなるもんだか、ですが。娘が残していったピアノか(私も小学生低学年まで少しやりました)、中高大とやったギターかどちらか考えています。
と書いたところで「耳が悪くなったらどうしよう」とふと考えました。
なんて杞憂の語源の通りで、心配していたら何もできなくなりますね。
はじめに
伊坂氏による2014年の発表作品。いわゆる連作系の作品であり、個別のストーリごとに時間(世代)、人物が入れ替わり、読者はその差異を感じつつ、読み進めながら全体像を理解していくもの。
ちなみにテーマは「恋愛」らしい笑
日常の一端を切り取り、素敵にアレンジしたかのような
実は、私はあとがきやそれに続く解説を読むまでは「恋愛」がテーマだとは気づきませんでした。
確かに伊坂作品は性描写は殆ど出てきませんし、健全・爽やかな風合いの作品ばかり。
でも、その点では本作でも性描写はないですしいたって健全。しいて言えば付き合う手前のムズムズみたいな描写が多かったかな、という印象です。
それは、美容院店員美奈子が客の板橋香澄と仲良くなり、どういう吹き回しか香澄の弟と電話してみてよ、というくだり以降。それをはやし立てる周囲とか。
あるいは、デキ婚で学生結婚したダメ男織田一真とその妻で皆の高根の花だった由美。凸凹だけど幸せをにじませる家族風景や、一真の友人佐藤のちょっぴりやるせない気持ち。
またあるいは、織田一馬と由美の子どもの美緒、彼女も長じて美形で皆の憧れになる。そしてその席の隣に座する僥倖にまみえる久留米和人。高校生の彼らによる自転車駐車場シール券泥棒の発見の一幕とか。
兎に角、日常の一端を上手に切り抜き、素敵なアレンジを加え、暖かくて不思議なめぐりあわせを演出する、そういう連作に仕上がっていると思います。
おわりに
ということで、今月の伊坂作品でした。
非常にほっこりする作品だったと思います。奇想天外な印象は控えめですが、それでも時空を超えた伊坂芸的な設定は彼ならでは。
疲れた年末に時間が取れるのならばお勧めできる一作です。
私も「斎藤さん 100円」に人生を占って欲しい! 斉藤和義好きにもおすすめ。
評価 ☆☆☆☆
2024/12/21

