皆さん、こんにちは。
居所に戻ってきて、体調を崩しました。
こちらは通常、朝が25℃くらいで日中は33-34℃程度。ただし湿気は少なめ。だから日光に当たらなければまあしのげます。スコールも降るし。
ただ、最近は朝晩も余り下がらず、暑く感じます。これだと、日本以外もどこも異常気象なのでしょうかねえ。
ということで、本題に参ります。今回も初めての作家さんであります。
中島氏について
中島氏は1964年生まれ。フランス文学者のご両親のもとに生まれる。2003年に『FUTON』にて小説デビュー。
本作は2011年の作品。
ん~、残念
正直言うと、本作は、余り私のタイプではありませんでした。
何が好みじゃあないかというと、何か安直に過ぎるかな、と感じたからです。
物語は40過ぎの独身女性。
母亡きあと、父は一人で不動産(アパート)経営をしつつ悠々自適に暮らしていたが、突然死んでしまった。兄はマンションを相続し、主人公の茜がアパートを相続した。
ちょうど茜は、勤める会社で「肩たたき」にあっており、これを機に退職し、慣れない大家業に専従することになる。
そして個性豊かな店子たちや、高校の同級生(尾木君)との交流がほんわかと描かれるというもの。
独身はそこまで悪いのか?
個人的には、アパートの店子とのドタバタは逆になかなか面白かったと思いました、それだけならば。
ただ、この茜が独身・シングル・子どもなし、という「おひとりさま」を必要以上?に持ち上げるような雰囲気がイマイチ馴染めなかったものです。タイトルもまた、実をつけない桃もこれまた素敵だ、というもの(それもまたあけすけな…)。
確かに作品発表時の2011年は、まだまだ40代独身女性への風当たりは強かったのかもしれませんが、幸か不幸か、今やもう男性も女性も独身で中高年へ至る方は普通ではないでしょうか。
作品は常に時代の影響を受けてしまうものの、(意図していたかは分かりませんが)切り口が陳腐に見えてしまうかなあと感じました。
おわりに
ということで中島氏の作品を初めて読みました。
普通に大家業を営むエンタメという観点では良かったと思います。ドラマとしてワンクール程度でやっても、ほのぼのと面白い作品に仕上がるかも、と感じました。
タッチは軽くてほのぼのとしています。息抜きに読書をしたいという方には丁度良いかもしれませんね。
評価 ☆☆
2025/05/13

