皆さん、こんにちは。
今後の人生デザインを検討しつつ、仕事の効率化・生産性向上も同時並行で目指しています。できれば私のクソくだらない仕事に割く時間を最小限にし、自分の時間を最大化するのが目的であります。
はてなには、この点だいぶお世話になっており、皆さまが紹介するビジネス書で関心をひくものはブックマークして保存、適宜購入と併せてブックマークを解除する、という作業を行っております。
そのさなかで出会ったのが今回の作品。
いやあ、若いのによく考えている。良かったです。
どういう本?
本作は、著者が1年間生産性を徹底研究・実験した成果をまとめた本。自ら週90時間労働や瞑想など過激な実験を行い、「時間」「集中力」「活力」の3要素をいかに活用するかを解明。実体験に基づく25の具体的な生産性向上策が、ユーモアを交えながら紹介されており、単なるハウツーを超えた実践的でユニークな一冊。
手に取ってほしい
ルックスに騙されないで欲しい。なんともチープな感じが出ている気がします。
先ずもってこの長ったらしいタイトル。ライトノベルっぽい。なんて言うと、おいコラ、ライトノベルバカにしてんのかって言われそうですが。
そしてこの挿絵。ところどころでヘタウマ調の4コマ漫画が挿入されているのですが(これが意外と私のツボでして)、お話は極めてシリアス。
何卒、一見違うかなあという違和感を乗り越えて手に取ってほしいと思います。
実に網羅的な。
自己啓発書、生産性の本、こうしたものは腐るほど、本当にたくさんの点数があると思います。
社会人生活25年を超えた今、それなりの類書を読んできました。
その観点でいえば、本作に出ている本に、新味はありません。正直言ってないです。
目標の明確化、週次・日次の目標の落とし込み、集中力への気づきと重要タスクへの配分、メールの簡素化、シングルタスクの徹底(マルチタスク、ながら作業の排除)、飲食や運動など生活リズムを整えること、等々。
こういうのを目にして、ああこれらは結構できているなあー、と感じた次第。
とは言え、逆に言えば、ここまで網羅的にサマった本は私は出会ったことが有りませんでした。その網羅性については評価してよいと思います。
言ってみれば、私のようなおっさんでも、若手の社会人でも、ここの中で出来ていないことを探してみれば、それが要改善箇所となると思います。
何のための生産性?
でですね、実は私が一番いいなあ、と感じたのはそんなことではなく(ならば先に言えよ、と)。
本作でもっとも目から鱗だったのは、はじめのはじめに書いてありました。
それは『何のための生産性?』ということ。
考えてみてください。我々は皆すごい量のTo-doを持っていると思います。で、そのTo-doをより早く多くこなすことが生産性の向上なのでしょうか、と問うわけです。
いやあ、違いますよね。仮に私たちが死ぬほどのタスクを無理やり押し付けられてそれをこなしたとして生産性向上と呼ぶのか。なんだか違う気がしますよね。
私がここで読み取ったのは、読者の価値観が生産性を決める、ということです。換言すれば、何があなたにとって大事か、これが生産性を定義する、ということです。
で、このあたりが私には沁みました。
結局自分が答えを持っているのだと。
これまで持っていたTo-Doを改めて見直し、どれがやりたいことか、何が自分が重要と考えるのか、こうして選別して仕事をすすめると、当然の事ながら達成感が違います。
もちろん、会社勤めですからすべてを勝手気ままにはできませんが、自分の価値観・目指すところを意識することで大分仕事の配分やパワーの入れ具合を変えられる、と感じています。
誰のための生産性?
もう一つ。説教じみた話にしたくはないのですが、こうした生産性について、筆者は結局誰のため?、と問います(PART8)。
「人間関係が目的と意味を与えてくれるということだ。つまり、周りの人たちがいなければ生産性なんてまるで意味がない(P.287)」
これです。これにもがつーんとやられました。
改めて自分は何のために頑張るの?誰の支えがあって頑張れるのか、と問うような話です。つまり生産性という話から始まった本作は、広大にも、生き方とか幸せとか、人生とか、そういうところまでの射程までを包含する書物であったわけです。
これを大卒ちょいで悟った筆者はすんごい若者だな、と恐れ入った次第です。
おわりに
ということで、生産性向上のための自己啓発本でした。
50を過ぎても足らないところが多すぎますね。今回のこの本は結構響く箇所がありました。
売らずに手元に置いて読み返したいと思います。
評価 ☆☆☆☆
2025/05/22

